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【ジャズセッションのルール】ジャズピアノ初心者が怖がらずに参加できる方法を徹底解説

ジャズの魅力

こんにちは! ジャズ部部長のチーコです

  • セッションに参加したいけどどうしたらいい?
  • セッションにはルールがある?

セッションに参加するには必ず押さえておきたいルール。知らないままジャズセッションに参加すると迷惑をかけてしまう可能性が高いです。

この記事を読めば初心者でもセッションに参加して楽しむことができます

ちーこ部長
ちーこ部長

セッションのルールがわかればリスナーとしてもさらに楽しめるよ

  1. 結論!よくあるセッションで曲が始まった時の流れ
  2. セッション参加方法やルール
    1. セッションができるお店
    2. セッションに参加したいことを伝える
      1. セッションホストに従う
      2. お店のマスターに従う
    3. 曲を始める前に確認すること
      1. 誰がテーマをとるのか決める
      2. テーマをとる人がテンポを伝える
      3. どのキーで演奏するのか
    4. 曲が始まってからの流れ
      1. イントロは基本ピアノ
      2. アドリブの順番
        1. 自分のアドリブが終わる時は次の人をガン見!?
        2. ドラムのアドリブフォーバース
      3. すべてのアドリブが終わったらテーマに戻る
      4. エンディング
    5. セッション参加時に気をつけたいこと
      1. セッション中は練習はしてはいけない
      2. 待たせない
      3. アドリブの回数は空気を読んで
      4. ロストしたら弾かない
  3. ジャズセッションでよく演奏される曲
    1. ジャズピアノ初心者におすすめな曲
  4. セッション参加前に一度習っておくのがおすすめ
    1. 独学だと勘違いしやすい
    2. 録音して聞き返してもできていないことに気づけない
    3. 指摘を受けるために習う
  5. ジャズバーには優しい人がたくさんいる
    1. まずはリスナーとして行ってみる
    2. 初心者でもいきなりセッション参加も普通にあり
  6. ジャズピアノをちょこっと勉強してすぐにセッションに参加してみよう
    1. ピアノは練習しやすい
    2. 楽器を持ち運ぶ必要がない
    3. 音楽経験がなくても楽しめるのがジャズの魅力
  7. まとめ

結論!よくあるセッションで曲が始まった時の流れ

管楽器、ベース、ドラム、ピアノがいる場合、セッションでの流れ

イントロ(ピアノもしくはカウント)

テーマ(曲のメロディーを管楽器が演奏)

アドリブ(管楽器)

アドリブ(ピアノ)

アドリブ(ベース)

アドリブ4バース(ドラムと他楽器が4小節ごとに交代でアドリブする)

テーマ(曲のメロディーを管楽器が演奏)

エンディング(みんなで)

セッション参加方法やルール

セッションに参加するにはルールを知っておく必要があります

実はちーこは全くルールを知らずに飛び込んでしまい、迷惑をかけました。

セッションができるお店

ジャズセッションのほとんどはジャズバーです。ライブと混ざってセッションのスケジュールが組まれ、月に1~2回程度開催しているところが多いです。

初心者向けのセッションを設けているジャズバーもありますよ。

参加費用はだいたい500円~2,000円くらいで、ワンドリンク付きやワンドリンクオーダーをしないと行けない場合もあります。

セッションに参加したいことを伝える

お店のマスターや取り仕切っているセッションホストにセッションに参加したいことを伝えます。リスナーで聴きに来る人とセッションに参加する人とでは料金が異なることもあります。

セッションホストに従う

セッションにはホストと呼ばれるセッションを取り仕切ってくれる人がいます。多くは現役で活躍されるプレイヤーです

演奏したい曲を聴いてくれ、順番を回してくれます。初心者でセッションに慣れていないなど伝えておきます

お店のマスターに従う

セッションリーダーがいないセッションもあります

そういったときはお店のマスターが声をかけてくれるので順番を待ちます

曲を始める前に確認すること

演奏する前に確認することは、

  • 誰がテーマをとるか
  • どれくらいのテンポで演奏するのか
  • どのキーで演奏するのか

誰がテーマをとるのか決める

まずセッション参加者が集まって誰がテーマをとるのかを決めます

テーマをとるとはテーマのメロディーを演奏するってこと。

管楽器、ピアノ、ベース、ドラムの編成の場合、

ほとんどが管楽器、次にピアノがテーマをとることが多いです

テーマをとる人がテンポを伝える

次にテーマをとる人がテンポを伝えます

基本的に自由に決めれますが、その曲でよく演奏されるテンポだと、みんなが楽しめやすいです

どのキーで演奏するのか

ほとんどのセッション参加者が、「jジャズ・スタンダード・バイブル」通称:黒本 をみて演奏します

そこにのっているキーで演奏するのがスムーズです

曲が始まってからの流れ

管楽器、ベース、ドラム、ピアノがいる場合

イントロ(ピアノもしくはカウント)

テーマ(曲のメロディーを管楽器が演奏)

アドリブ(管楽器)

アドリブ(ピアノ)

アドリブ(ベース)

アドリブ4バース(ドラムと他楽器が4小節ごとに交代でアドリブする)

テーマ(曲のメロディーを管楽器が演奏)

エンディング

イントロは基本ピアノ

基本的にイントロはピアノが出します。

もちろんイントロがない曲やイントロが決まっている曲などありますが、多くがイントロをピアノが作って弾きます

イントロできませんと言ってカウントで入ってもらうことも可能ですが、簡単でもいいのでみんなが入りやすいイントロを作っておくのがおすすめです

アドリブの順番

基本的にテーマをとったひとが、最初にアドリブをします

管楽器がテーマ演奏したら、次はピアノ、その次はベース、その次がドラムといった感じです。

自分のアドリブが終わる時は次の人をガン見!?

1~2コーラスアドリブして終了するときは、曲のテーマに近いフレーズを弾くなどして終了しますよ~って感じで合図します

それが難しい場合は次に回す人をガン見します(笑)

アドリブできませんってにげてもいいのですが、それだと上達しないので下手でもメロディーをなぞるだけでもいいのでアドリブしてみましょう

簡単にアドリブが作れる方法をまとめているのでこちらもチェックしてみてくださいね

ドラムのアドリブフォーバース

ドラマーがアドリブするときは、フォーバースといって4小節ずつ楽器と交代でアドリブします

ドラマーがアドリブしているときは、ほかの楽器は音を出しません

交代して楽器がアドリブしているときはベーシスト、ドラマー、ピアニストも一緒に演奏します 

ドラマー 

管楽器 

ドラマー

ピアノ

ドラマー 

管楽器 

ドラマー

のような感じで演奏します。ピアニストの後にベーシストが演奏する場合もあります

また8小節ずつまわすエイトバースも演奏されることがあります

すべてのアドリブが終わったらテーマに戻る

すべてのアドリブが終わったらテーマを演奏した人がテーマに戻ります

スムーズに戻れるように演奏者みんなに向けて頭をさわって頭に戻るよって教えてくれる人も多いです

エンディング

終わりよければすべてよしのエンディング。

曲を終わるのは始めるのと同じように難しい。ちょっとしたルールがあるので詳しくはこちらの記事をチェックしてみてくださいね

セッション参加時に気をつけたいこと

セッション参加時に気をつけたいことは

・練習はしない
・もじもじして皆を待たせないこと(笑)
・アドリブの回数は空気を読んでする
・ロストしたら弾かない

セッション中は練習はしてはいけない

演奏前に、自分が作ってきたイントロの練習をしたくなりますが、セッション前後に練習したり音を出したりするのはNGです
管楽器の人も端っこの方で練習するのはマナー違反です

待たせない

セッションできる時間は限られているので、特に参加人数が多い時は演奏を始める準備で待たせないことが大切です。ピアニストでありがちなのですが、イントロをどうするか悩んで皆を待たせるってのはNG。どうしても思い浮かばない場合はカウントで潔く演奏を始めてしまう方がいいです。

アドリブの回数は空気を読んで

アドリブの回数は決まっていませんが、参加人数が多い時などは1~2回までがベターです。

ロストしたら弾かない

初心者あるあるの「ロスト」。意味はそのまま曲の中でどこを演奏しているのか分からなくなる迷子状態です。迷子になったら弾かずに今どこを演奏しているのか、しっかりと周り音を聴きます。分かればまた入ればいいのです。

ジャズセッションでよく演奏される曲

ジャズセッションに参加するには演奏できる曲を準備しておきましょう

「ジャズ・スタンダード・バイブル」通称:黒本から選ぶ場合が多いです

ジャズピアノ初心者におすすめな曲

  • 酒とバラの日々
  • 朝日のごとくさわやかに
  • 帰ってくればいいのに
  • バイ・バイ・ブラックバード
  • 枯葉

このあたり曲を選んで演奏するのがおすすめです

こちらは初心者でも演奏しやすい曲「朝日のごとくさわやかに」通称:ソフトリーの練習方法を解説した記事です。良かったら参考にしてみてくださいね

トーンくん
トーンくん

もちろん好きな曲があればそれを練習したらよいよ!できれば黒本と言われている 「ジャズスタンダードバイブル」に載っている曲がおすすめだよ

セッション参加前に一度習っておくのがおすすめ

ちーこはほぼ独学でセッションに飛び込んでしまいましたが、セッション前に習っておくべきだったと後悔しています

ジャズセッションに参加するにあたっての必要なマインドが欠落したまま独学を突き進むと完全に間違った方向へ行ってしまいます
自分で軌道修正できればいいのですが、初心者は難しいです。

独学だと勘違いしやすい

セッションでは基本的にお客さんなのでほめられるか、何も言われません

コンピングのタイミングがおかしい、アドリブのリズムがスウィングのジャズのノリになっていなくてもよっぽどまわりに迷惑をかけていない限り、注意されません。注意されたらラッキーです。

特に少しピアノが弾ける人は勘違いしやすいので本当に注意が必要です

録音して聞き返してもできていないことに気づけない

ちーこはよくセッション中に録音させてもらい、後から聞き返していました。

聞き返してできていないところを、直していけば独学でも上達するのですが、初心者のうちは何が良くて悪いのか判断がつきません

指摘を受けるために習う

ジャズピアノを習うのはできていないところを教えてもらうため。ちーこも数人の先生に教えてもらいました。できていないところをしっかり指摘してもらい、改善を試みた後は周りからの反応が良くなりました

ジャズは長い時間をかけて習得するものです。まわりでジャズピアノを教えてくれる先生がいない場合は、オンラインレッスンで探すのがおすすめです

ジャズバーには優しい人がたくさんいる

ジャズセッションにいってみてください

都会なら多くのジャズバーでセッションしていますし、地方でも繁華街に1.2件くらいジャズセッションを定期的に行っているところがあります

でも最初はそんなとこに行くのもビビってしまいますよね

ちーこ部長
ちーこ部長

ちーこもはじめはかなりビビりながら、ジャズバーにいったよ

まずはリスナーとして行ってみる

まずは近くのジャズバーのセッションにリスナーとしていってみてください

立ち振る舞いや、ルール、流れを肌で感じてみるのは大切です

ジャズバーでは若いマスターも多いので、割と入りやすいですよ。

私の印象ですが、音楽を愛している人に悪い人はいないので、本当にみんな優しいので安心していってみてください

初心者でもいきなりセッション参加も普通にあり

ちーこは地方のジャズバーで初心者セッションに参加していましたが、東京に遊び行ったついでに初めてのジャズバーで初心者向けセッションに参加しました

常連さんも多かったのですが、みなさん優しく迎え入れてくれました

ひと昔前のジャズバーはわかりませんが

ジャズ人口が減っている現在、どこのジャズバーでもかなり暖かく対応してくれます

定期的に初心者セッションや勉強会を開いているジャズバーもあるので

楽器を持っていたり、演奏経験があればいきなりジャズセッションに参加しちゃうということも不可能ではありません

 

ジャズピアノをちょこっと勉強してすぐにセッションに参加してみよう

はじめてのセッションはめちゃくちゃ気持ちい良いです

得に音楽経験やバンド経験がない方は感動します

ちーこもピアノで初めてジャズセッションに参加した時は

自分のピアノにベースとドラム演奏が加わって華やかな音に感動しました

ピアノは練習しやすい

ジャズセッションでよく見かける楽器は

  • サックス
  • トランペット
  • ピアノ
  • ベース
  • ドラム

フルートやコルネットもたまにいます

どの楽器も魅力がありますが

おうちで練習しやすく、楽器も安く手に入るのは

ピアノです

ピアノは電子ピアノで5万円前後だせば、そこそこのものが手に入ります

電子ピアノならヘッドフォンをつけていつでも練習できるメリットがあります

楽器を持ち運ぶ必要がない

ジャズバーにはだいたい、ドラム、ベース、ピアノが置いてるあるので、自分で楽器を持っていかなくてもよいので楽です

旅先に見つけたジャズバーでセッションに参加するなど、おしゃれな思い出が作れますよ

音楽経験がなくても楽しめるのがジャズの魅力

クラッシック音楽に慣れている人に多いのですが、リズムの取り方が全く違うので、なかなかジャズのリズムになれるのに時間がかかります

チーコも小学生のころにクラッシックピアノを習っていたのでこのリズムの部分でかなり悩みました

クラシックの先生レベルの上手な人はジャズだと自分の演奏が下手に感じてしまい、ジャズが楽めないという声も聞いたことがあります

なのでジャズを始めるには音楽経験さえもない真っ白な状態の人がおすすめなのです

もちろん何か演奏できる楽器があるに越したことはないのですが

ジャズセッションを楽しむには指が速く動いたり素敵なメロディーを奏でることが重要ではなく

どれだけ音楽を感じて作り上げていくかの意識部分が一番重要だからです

まとめ

なんとなくジャズセッションにいってジャズが演奏できそうな気持になってくれたら

うれしいです

百聞は一見に如かずです

ジャズセッションに是非参加してみてください

上手い人はたくさんいますが、大切なのはうまく演奏できることではありません

これがわかるまでちーこは8年かかっていますが・・・・

楽器の経験なくても、セッションではいろんな人が教えてくれます

ただし、間違っていることもあるので、プロに一度は習っておくのがベターです

最後までご覧いただきありがとうございました

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