こんにちは! ジャズ部へようこそ!
部長のチーコといいます
ジャズ部では
- ジャズピアノをはじめようと思っている方
- ジャズピアノでセッションに参加したい方
- ジャズピアノをもっと楽しみたい方
に分かりやすくセッションで楽しめるようになるまでの
練習方法などを紹介しています
今回はジャズセッションをするときに必ず必要なイントロを
ピアノで出す実践方法を紹介します
イントロについておさらい!
イントロとは曲の前奏のようなものです
ジャズセッションでのイントロの役割は
- 曲のテンポを出す
- 曲の調を分かりやすくする
- みんなが一斉に演奏に入れるようにする
このような役割があります
そしてこのイントロは基本的に
コード楽器であるピアノやギターが演奏します
ピアノでイントロを出す方法は
- すでにイントロが決まっている曲のイントロを演奏する
- 曲の最後の8小節を演奏する
- 曲の最後の8小節のコードを参考に自分でメロディーを考えて演奏する
- 循環コードを使って演奏する
- 曲のトニックの5度の音を弾いて8小節目で5度のセブンスコードを演奏する
- 自分で自由に演奏して最後だけ入りやすいコードを設定する
ざっくりかき出すとこれだけ方法があります
簡単なのは曲のさいごの8小節をメロディーそのままで演奏してイントロにしてしまうことです
これだけでも十分なイントロです
初心者の時はまずはこの最後の8小節を弾いて
きちんとリズムが出せて、皆が入れるように演奏できるか試しましょう
最初からかっこよくイントロを決めようと思ってもうまくいかず
迷惑をかけてしまうことが多いです
イントロを出す前に必ずカウントする
イントロを出す前にテーマを演奏する人に曲のテンポを聞きます
その後「ア ワン ア ツー ア ワン ツー スリー フォー」とカウントしてからイントロを弾きはじめます
ちーこはこれを忘れてテンポをきいていきなりイントロを弾き始めてしまうのですが、こうなるとテンポやノリが崩れて入りにくいイントロになってしまいます
イントロが決まっている曲
すでにイントロがある曲なら
イントロの出し方もつかめますし、
セッション参加者も慣れたイントロなので
少々テンポが上手くだせていなくても入りやすいです
イントロがあっておすすめな曲は
- 「A列車でいこう」
- 「サテン・ドール」
- 「オール・ザ・シングス・ユー・アー」
- 「コンファーメーション」
黒本と呼ばれるジャズ・スタンダード・バイブル
の中にイントロのメロディーがあるのでそれを弾きます
しかしこの決まったイントロをそのまま弾いてもうまくいかないことが多いです
必ず曲のテンポを出して、ジャズのリズムに乘れている必要があります
ちーこは「コンファメーション」のイントロを何度も練習しましたが、いまだに上手くできません
このように決められているからと言って簡単ではないのです
ジャズのリズムに乘れていないとイントロはうまくいきません
曲の最後の8小節を演奏する
曲の最後の8小節のメロディーとコードを演奏して
イントロにするのが
初心者のうちはおすすめです
どうしてもかっこよいイントロを出したいなと思うのですが
ジャズのリズムに慣れてこないとこのかっこよいイントロは出せません
なので最初は曲の最後の8小節をイントロとして演奏して
みんなが気持ちよく曲には入れているが確認できるようになったら
以下のイントロの方法にも挑戦してみてください
- 曲の最後の8小節のコードを参考に自分でメロディーを考えて演奏する
- 循環コードを使って演奏する
- 曲のトニックの5度の音を弾いて8小節目で5度のセブンスコードを演奏する
- 自分で自由に演奏して最後だけ入りやすいコードを設定する
曲の最後の8小節のコードを参考に自分でメロディーを考えて演奏する
みんなが気持ちよく曲には入れるようなイントロを曲の最後の8小節を演奏することでできるようになったら
曲の最後の8小節のコードに合わせて自分でメロディーを作ってそれをイントロにしていきます
循環コードを使って演奏する
ジャズではよく循環コードがでてきます
この循環コードはそのコードの機能が循環してぐるぐる回って使えるというものです
コードの機能の勉強をしないとちょっと分かりにくいですが
例えばCキーだとすると
C Am Dm7 G7 C Am7 Dm7 G7
や
Em7 A7 Dm7 G7 Em7 A7 Dm7 G7
などが循環コードと呼ばれています
その曲のキーの循環コードを弾いて
あとはメロディーを作ってイントロにします
Fキー
F Dm7 Gm7 C7 の循環コードを使ってイントロをつくってみました
曲のトニックの5度の音を弾いて8小節目で5度のセブンスコードを演奏する
曲の実はこれが一番簡単なイントロかもしれません
曲のトニックはとは曲のキーになるコードです
Cキー のトニックは C となり
Fキーのトニックは F となります
これらの5度の音なので
トニックがCの場合の5度の音はソの音
トニックがFの場合の5度の音はドの音です
トニックがFの曲だと
ドを左手で弾いて右手は自由なメロディー (シンプルなのがおすすめ)
を演奏して曲が始まる前の1小節に C7のコードの音を入れます
もしくは左手でFとC7のコードを繰り返して、右手でメロディーを作って弾きます
Fのコードは転回してドの音が下にくるFonC で弾くのがおすすめです
自分で自由に演奏して最後だけ入りやすいコードを設定する
これは最後の難関ですので
ちーこはできません
- ルバートで32小節のテーマを演奏して最後にテンポを出して曲に入る
- 最初の16小節をルバートで演奏してテンポを徐々に出していく
- 自分でその曲のキーに合わせてコードもメロディーも作って演奏する
ほんとにさまざまなイントロがありますので
是非名演を聴いてお気に入りのイントロを探して真似してみてくださいね
まとめ
今回はジャズのイントロを実際に弾いてみる方法を紹介しました
ちーこも勉強の身で自己で勉強したり聴いたりしたことを
まとめたのでこれがすべてではないですが
試行錯誤しながらイントロについて学んだことをまとめてみたので
是非参考にしてみてくださいね
最後までご覧いただきありがとうございました
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