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12平均律の起源はピタゴラス?音について深堀してみる

ジャズの魅力

こんにちは! ジャズ部部長のチーコです

ジャズ部では

  • ジャズピアノをはじめようと思っている方
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に分かりやすくセッションで楽しめるようになるまでの
練習方法などを紹介しています

今回は12音律について。セッションで不要な知識かもですが、なぜ無限にある音の中から12音に決められたのかについて気になる人はチェックしてみてくださいね

この記事がおすすめな人
・音律について気になる
・12平均律について気になる
・音律を自分で確かめたい
 

結論!

12平均律は1オクターブを12等分にしたもの

12音が360度の円に収まるように音の比率を整えられたので、12音すべてのキーで転調が可能となっている

どうやって12平均律が生まれたのか

12平均律が生まれた理由ですが

さまざまな楽器でハーモニーを重視してアンサンブルを楽しむため

です

民族音楽と呼ばれる西洋音楽圏以外の音楽にはドレミとは違う音の高さの別の音律があります

ピタゴラス音律が起源?

音の高さに対する感覚は比率であり、短いと振動数が上がり高い音になるのです

周波数を2倍にすると1オクターブ低い同じ音が出て、3倍にするとほかの音が登場することを発見したピタゴラス。

12平均律の起源は三平方の定理で有名なピタゴラスが数学や物理学として研究された中で生まれたピタゴラス音律とされています

周波数を3倍することを繰り返す

ピタゴラスの音律を簡単に説明すると周波数を3倍にすることによってできた音を12個並べたものです

ある長さの弦を2倍(周波数2倍)にすると1オクターブ低い同じ音が鳴る

長さを4倍(周波数4倍)にすると2オクターブ低い同じ音が鳴る

では弦の長さを3倍(周波数3倍)にした場合は・・・・

元の長さの音の1オクターブ低い第5音の音がなる

その第5音がなっている弦の長さを3倍するとその第5音から数えた1オクターブ低い第5音の音がなる

これを繰り返して12音の音を作ったのです

12音が円になる!5度円

Cキーで考えると

ある長さの弦を鳴らした音をドとします

弦の長さを2倍にすると1オクターブ低いドの音が鳴る

弦の長さを4倍にすると2オクターブ低いドの音が鳴る

弦の長さを3倍にすると1オクターブ低いソの音がなる

3倍にした弦の長さをさらに3倍するってのを繰り返すと1オクターブ低い第5音が繰り返し発生します

それを並べると

ド ソ レ ラ ミ シ ソ♭ レ♭ ラ♭ ミ♭ シ♭ ファ ド

の12音ができます(反時計まわりで確認してみてください)

ピタゴラスのコンマ

周波数比を3倍にしていくだけだときれいな360度の円に収まらずはみ出してしまいました(ピタゴラスのコンマ)

転調した時に音がずれてしまうので、無理やり?360度に収めたのが12音を平均律とよびます

ピタゴラス音律を自分で簡単に確認する方法

箱などにゴムを通してはじいて音を鳴らしてみてください

そのまま鳴らしたものを移動ドとします(相対音感の人前提です)

だいたい1/2の長さのところのゴムを指でつまんで、「このあたりを指ではじく」ところで音鳴らしてみてください

するとオクターブ上のドの音になります

だいたい2/3の長さのところのゴムを指でつまんで、「このあたりを指ではじく」ところで音鳴らしてみるとソの音になります

さらに1/3の位置(ソの位置の2倍の長さ)のところを指でつまんで「このあたりを指ではじく」のところで音鳴らしてみると1オクターブ高いソの音になります

1/2のドより左側の部分で

どんどんつまむ指をずらしていくとドレミファソラシド(移動ド)が聞こえてくると思います

ピアノを含む弦楽器はすべてこの原理で音がなっています

平均律をまとめると

12平均律はオクターブを12等分にしたもの

2音を重ねた時その2音の周波数比が簡単なほど響きがよいのですが、12音を円が360度の中に閉じ込めたので周波数比が複雑になります

なので音にうねりが出てしまうというデメリットがあります

しかし

転調が容易にできるので、いろいろな楽器でアンサンブルを楽しむことができます

ジャズバーにおいてあるピアノは平均律で調律されています。

純正律との違い

純正律は12音を均等の周波数比率にせず美しく響く比率にしたもの。音の差によるうねりが少なくなるのですが転調ができないというデメリットがあります

もしCからFへ転調する曲があれば、そこでCのキーの純正律で調律されたピアノからFのキーの純正律で調律されたピアノに弾き変えなければ音が合わないということになります

平均律と純正律についてかなり詳しく考察されていたサイトがあったのでチェックしてみてくださいね

平均律と純正律 | MCタイチ

国際基準は440Hzがラの音

国際的な取り決めで440Hzをラの音にしています

ドの音は261.62Hz、レの音は293.66Hz、

これに合わせてアンサンブルの時にチューニングします

※442Hzをラの音に設定して行うアンサンブルもあります

さまざまな楽器でハーモニーを重視してアンサンブルを楽しむためにはチューニングが必須

ジャズセッションも12平均律で演奏されます

なので演奏前に楽器のチューニングが大切です

ピアノは調律師に調律してもらうので、自分で演奏前に調律することはありませんがピアノ以外の楽器はチューニングをします

ほとんどの楽器は演奏前にチューニングする

ギターやベースはペグを回して、サックスはマウスピースとコルクの幅を変えてチューニングします

チューナーで確認する人もいます。

皆のチューニング中にピアノの前に座ってボーとしていると、よくベーシストにGの音くださいとか、アルトサックスの人にAの音をくださいと言われます。

ピアニストは英語の音名は最低限頭に入れておくのがおすすめです

アンサンブルを楽しむには

12平均律ができた理由は

さまざまな楽器でハーモニーを重視してアンサンブルを楽しむため

きちんとチューニングを済ませてもアンサンブルがうまくいくとは限りません

皆がアンサンブルを楽しむには

  • 曲の共通認識
  • 演奏者同士の音をしっかり聴く
  • 思いやり

このあたりが重要なのです

まとめ

今回は12平均律についてまとめてみました

ちーこは全く理数系ではないので、本や動画で見てちーこなりに理解した内容を平易な言葉でざっくりとした話になりました

興味がある方は書籍や動画などで詳しく確認してみてくださいね

最後までご覧いただきありがとうございました

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