こんにちは!
ちーこです
ジャズ部では
- ジャズピアノをはじめようと思っている方
- ジャズピアノでセッションに参加したい方
- ジャズピアノをもっと楽しみたい方
に分かりやすくセッションで楽しめるようになるまでの練習方法などを紹介しています。
今回はジャズピアノの練習方法。毎日のこれを練習したらきっと上達するはず。ちーこがいろいろ試した中でよかったなと思えるルーティン練習方法を紹介します
結論!6つの練習をやってみる
これからジャズを始めるって場合はこの6つの練習方法をやってみることをおすすめします
ちーこが練習してみて、効果があったり、重要だなと思った練習方法なので参考にしてみてください
- メトロノームに合わせて3連符をキープしながら単音を弾く
- すべてのコードの転回形を弾く
- メジャースケールを全キーで弾く
- ダイアトニックコードのメジャーマイナーキーを全キーで弾く
- ディミニッシュを入れたダイアトニックコードを全キーで弾く
- レフトハンドボイシングを全キーで弾く
メトロノームに合わせて3連符キープ
ジャズはリズムキープが大切です。どんなに指がうごいてもリズムに合ってないと、かっこいいジャズにはなりません
初めてジャズを演奏するならとにかく1日3分以上この練習をすることがおすすめ。
3連符の最初の2音をタイでつなげてリズムが狂わないように練習します
簡単ですが根気強くリズムに集中するって結構大変なんです
この練習の効果
リズムに集中することでアドリブのテンポが崩れなくなったり、コンピングで適切な位置に音を入れることができるようになります
すべてのコードの転回形を弾く
リズムに集中するのと同時に学びたいのがコードを覚えること。コードを覚えるのは大変なのですが、ジャズセッションに参加するにはコードを知らないことには難しいのでとにかくがんばって覚えます
完全に習得するためにも全キーの全コードを転回形で弾くこと。これを上行下降どちらも弾けるようにします
この練習の効果
転回形を知ると指がスムーズに動くようになり演奏しやすくなります
メジャースケールを全キーで弾く
3連符を意識しながらメトロノームに合わせてメジャースケールを全12キーで弾きます
この練習の効果
スケールを知っておくのと耳コピーしたフレーズを分析するのに便利。またアドリブで音を外しにくくなります。そしてほとんどのスケールはメジャースケールが弾けると習得できます
ダイアトニックコードのメジャーマイナーキーを全キーで弾く
メジャースケールとマイナースケールの各音上に3音もしくは4音を重ねて成立するコードをダイアトニックコードと呼びます
【ダイアトニックコードって何?】ジャズピアノ初心者でも理解すればアドリブやコンピングに生かせる
このダイアトニックコードを全キーで弾きます
メジャースケールのダイアトニックコード
マイナースケールのダイアトニックコード
マイナースケールは3種類あるので
- ナチュラルマイナー
- ハーモニックマイナー
- メロディックマイナー
余力があれば3種類練習もおすすめです。がとりあえずナチュラルマイナースケールを途中まで載せておきます
全キーで練習してみてくださいね
この練習の効果
コンピングの時にどの音が使えるかわかるようになる
転調部分のアドリブの時に音が外れにくくなる
ディミニッシュを入れたダイアトニックコードを全キーで弾く
ダイアトニックコードの中にディミニッシュコードを入れ込んでいくというもの。
メジャースケールとマイナースケールのダイアトニックコードを全キーで練習する。
メジャースケール
CメジャーのDdimはルートのないG7♭9と同じ構成音でできており、トニックとドミナントを展開して繰り返したものがCメジャーキーで自由に使えるというもの
マイナースケール
メジャー6thをマイナー6thに変えて、dimと繰り返して弾いていきます
この練習の効果
ボイシングの音がダイアトニックコードを使うより、帰結感の強いジャズっぽいサウンドになる
6thとdimの繰り返しなので、転調した時に対応しやすい
レフトハンドボイシングを弾く
ジャズピアノ初心者が一番最初に理解したいボイシングがレフトハンドボイシング。
こんな感じで全キーのツーファイブで練習していきます
詳しくはこちらの記事でチェックしてみてください
この練習の効果
コードに自然とテンションが入ったおしゃれなボイシングが身に付きます
ジャズにおいてボイシングの習得は大切。そんなボイシングについて考えるきっかけになります
セッションでのジャズピアノの役割は音楽に広がりを与えること
意味が分からないと練習もやる気がでないと思うので、この練習方法が演奏に役立つ理由をまとめておきますね
ドラマーはリズム。ベーシストはコードを演奏しているので、ピアニストができるのはそのサポートをして音楽により広がりを与えること
ぶっちゃけピアニストがいなくても音楽は成立します(涙)。初心者は邪魔をしないように気をつけることを意識するのがベター
どんな音やコード(ボイシング)をどこに、どんな長さで入れるのか(コンピング)を考えることが大切
それができた上でアドリブを学ぶのがおすすめ
ボイシングとコンピングを習得するには
ボイシングとコンピングを習得してジャズピアニストとして役割を果たすには
- リズムの習得(どんな時もメトロノームを使う)
- 耳コピー(トランスクライブ)
が大切。
コンピング上達にはリズムの習得が欠かせない
曲でもコードの練習でもメトロノームを使うことでリズムをキープすることを学べます
かっこいい位置に音が入れられるようになるのはこのリズムキープができるからこそ。
リズムの練習
ジャズセッションに参加するなら、リズムの練習は必須です。
どんなにピアノが弾けてもスウィングのリズムを理解していないと残念な演奏にしかならないのがジャズ。
ピアノが上手に弾けなくてもこのスウィングのリズムを習得していればシンプルな音でも、かっこよく演奏できるのがジャズの魅力でもあります
【ジャズはリズムが命】ジャズピアノ初心者が一番最初に理解したいこと!
その練習に欠かせないのがメトロノーム
初心者のうちは音使いよりこのリズムに集中して練習するのがおすすめです
耳コピーしてかっこいいボイシングとコンピングの位置をみつける
ジャズピアノ上達にはとにかく耳コピーして、ピアノでそれを再現できることが大切です
耳コピーをしてかっこいいボイシングをみつけたらそれを再現します。もちろんどこにどれくらいの長さで入っているのかかっこいいコンピングもみつけ再現していきます
理論やスケールを勉強するのは後でも大丈夫
ちーこポピュラー音楽の作曲を勉強しているときに、ジャズを勉強しないと課題がこなせずに無理やりジャズを聴いてはまってしまったという感じ。
理論はたくさん頭に入っていましたが、実践で使いこなせませんし、多くのミュージシャンもスケールなどの理論に沿ってアドリブしてもあまりいい感じに聞こえないと言っています
上達の秘訣はたくさんの名演を聴き耳コピーすること。
音楽理論は言語でいえば名詞や動詞を見つけるようなもの
ジャズは言語習得に似ているとよく言われます
音楽理論を学ぶということは、文章内の名詞や動詞を見つけるということ。
会話もできないのに名詞や動詞を見つけても意味ないですよね
耳コピーしてジャズのフレーズがわかってくるようになってから、理論を勉強するとフレーズを自分のものにでき、さらにジャズを楽しめるようになります
でも初心者でも理論を少し勉強しておくと耳コピーを助けてくれます。こちらの記事にまとめているのでぜひチェックしてみてくださいね
【ジャズ初心者が最初に理解したい音楽理論】コードの機能やコード進行について解説
まとめ
今回はジャズピアノ上達のための練習方法について紹介しました。
自分でのせてみたもののほんとに大変な練習方法です
しかしこれらを毎日実践すればジャズセッションに参加しても満足がいく演奏ができるようになってくると思います
もちろん上達のためには、ルーティン練習をしつつ
ことが大切です。
お互い頑張りましょうね!
最後までご覧いただきありがとうございました
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