こんにちは!ジャズ部部長のちーこです。ジャズ部ではジャズのセッションで楽しめるようになるまでの練習方法を紹介しています。
- ジャズピアノは独学でも弾けるようになるのか
- 先生に習う方が上達するのか
ジャズセッションに参加して楽しむには、独学か習うのがよいのか気になりますよね。独学だと間違った練習をしたり、気が合わない先生だとストレスになったりすることもあります。
本記事ではジャズは独学で学べるのか、先生から学ぶメリットやデメリット、先生選びなどについて紹介します。この記事を読めば、迷わずジャズピアノの練習に打ち込めるようになりますよ!

ちーこは音楽理論が大好きで大学で勉強したこともあります。週1回ほどゆるーくセッションしています。
結論!完全独学は厳しいので、最低数回は先生に習うのがおすすめ
ジャズセッションはみんなで演奏するアンサンブルなので完全独学で学んでいると間違った方向に行く可能性が非常に高い
最初に数回は必ず、実際にジャズライブをしていて、自分が演奏が素敵だなと思える先生に習うこと
難しい場合は合う先生を見つけて個人レッスンやセミナーに数回は参加してみる
一番上達する方法はプロにセッションの様子をみてもらって指導してもらうこと。
先生が合わない場合があるので、先生を変えやすいオンラインレッスンもおすすめ
独学の流れ
ジャズピアノは独学しつつ、定期的に習うのがおすすめ。この定期的っていうのがあいまいですが、1年に1回でもいいですし、1か月に1回でもいいと思います。また自分で学んで分からないことを明確にしておくことも重要です
ここではジャズのセッションで楽しめるようになるまでの独学の流れを紹介します
- コードを覚える
- コンピングについて理解する
- イントロとエンディングを知っておく
- アドリブを学ぶ
- 基本の音楽理論を学ぶ
- スケールを学ぶ
しっかりと聴いて真似する
演奏を独学でする場合は、しっかりとジャズになっている音源を聴いて真似しておくこと。リズムをつかむってところが独学でネックになります。
コードや理論なんか全く学ばなくても、実は耳コピーをして真似を繰り返すだけで上達する人はかなりたくさんいると思います
はっきり言ってこれだけやってればいいのですが、上達しない人はこれをやりません(笑)
コードを理解する
ジャズセッションの中でピアノの役割のひとつはコードを出すこと。最初はなかなか難しいですが、コードネームの意味が分かれば結構楽々と覚えられます。
こちらにまとめているので是非読んで勉強してみてくださいね
コンピングについて学ぶ
セッションで一番重要なピアニストの仕事は、他の演奏者がソロやテーマを演奏しているときに、タイミングよく適切な音が弾けるかどうかです。伴奏のようなものでジャズではコンピングと言われています
これができないとセッション中にほかの演奏者に迷惑がかかります。気持ちよくソロを演奏しているのにピアノの音が邪魔してしまうってことがよくあります

アドリブができるようになるよりコンピングの勉強が先
コードまでは独学できてもここからが難しく、すこーし弾ける人は勘違いしやすいので要注意!

どんな風にコンピングしているか名演をしっかり聴いて真似るのもおすすめ
イントロとエンディング
黒本と呼ばれる『ジャズ・スタンダード・バイブル』を使ってセッションでよく演奏される曲のイントロとエンディングを勉強しておきます
アドリブ
やっとアドリブを学びます。まさかのイントロとエンディングの後です。
ちーこが長年やってみてやっと感じたことですが、アドリブがかっこよくできても、コンピングやイントロとエンディングがはちゃめちゃだとアンサンブルではないんです。なのでアドリブの練習は最後で十分。
ちーこが悩んでいきついた結論をまとめた記事をぜひよんでやってください
アドリブは音源を聴いていたら、学ばなくてもできるようになる人もいると思いますが一応まとめたものを紹介します

メロディーやコードを使った簡単なものや、理論が分からないとちょっと難しいものまでまとめているのでよかったら参考にしてみてください。
基本的な理論
理論は勉強しなくてもセッションで楽しむことはできます。独学ですごくおすすめなのが理論の勉強です。理論は演奏するわけではないので本をよんで学べば、あまり間違った方向にいかないからです
ジャズセッション上達においての理論はあくまで演奏の補助。楽しめないのなら最低限おさえて、あとは耳コピーに専念したほうが上達します
ただちーこは理論大好きなので、できるだけ簡単にまとめたものを紹介します。コードの機能と進行、ダイアトニックコード、代理コード、借用和音などの音楽理論をまとめたのでよかったら参考にしてみてくださいね
スケール
スケールなんて学ばなくてもはっきりいっていいのですが、ジャズの教本や先輩方とお話しているとスケールってのがすごい出てきます。
ちーこは理論が大好きなので楽しいですが、実際に演奏い活かせたことは多くないです
名演分析のためや自分のアドリブがマンネリしているなーって感じた時に勉強するのをおすすめします。
後悔(涙)ほぼ独学のちーこが感じていること
ジャズピアノ8年目にしてちーこが感じているのは
自分に合う先生にしっかり見てもらって学んでおくべきだったということです
独学でもある程度は弾けて、セッションにも参加できそれなりに楽しめますが、間違ったジャズになってしまう可能性が高いです
ピアノが弾ける人ほど習うべき
クラシックやポピュラー音楽をピアノで上手に弾ける人ほど、自分が下手になった気になってジャズピアノを辞めてしまう人が多いのです
辞めなかった人は弾けている気になってずーと勘違いジャズピアノを弾いてしまう可能性があります

ちーこは後者の勘違いタイプです( ;∀;)
ジャズピアノを弾けるようになるには時間がかかるのです
セッションでは基本ほめらる
初心者のジャズセッションにずっと通っていましたが、しっかり指導していくれるセッションホストがいないと、素人同士が褒め合って終わります
プロで活躍されるセッションホストでさえもセッションに楽しみに来てくれる人に、間違いを指摘し辛いと言っていました
たまに教えてくれるベテランさんもいますが、間違っている可能性も高いので要注意

ちーこもはじめてのセッションの時はいろいろ言われたけど、だんだん何も言われなくなってきたよ。
自分に合う先生に定期的に指導を受けるのがベスト
習えば必ず間違いやできていないことを指摘してもらえます
独学だと演奏に変な癖がついてしまいがちなので、ここをズバッと指摘してもらうにも定期的にプロに見てもらうことが本当に大切です
ピアノ以外の楽器の先生からアンサンブルを学ぶのもあり
セッションはみんなで合わせるアンサンブルなので、ほかの楽器のプロのジャズプレーヤーから学ぶのもいいなと感じています
ちーこはセッションの様子をプロのサックスプレーヤーにみてもらっていますが、めちゃくちゃ勉強になります
そのイントロだと入れないとか、直接言ってもらえるのでセッション参加する時にかなり役立つことが学べます。上手な人のアドリブを生で聴くとフレーズを覚えて自分のアドリブに生かせるようになります
習うときは具体的にどうなりたいかを伝える
習うと時に
- 自分がどんなスタイルでどのように演奏できるようになりたいか
- 今何につまずいているのか
を伝えることが大切です
ただ上手になりたいと先生に丸投げするとよい指導を受けられない可能性が非常に高いです
何を伝えていいか分からない場合は名演を聴きまくってみてください
ジャズピアノの先生から教わるメリットデメリット
ジャズピアノは結果的に習った方がメリットの方が多いのですが、習うことを考えるのにデメリットも頭に入れておきましょう
誰に教わってもいいってわけではなく、自分が好きな演奏スタイルを弾いていていて自分と性格が合う先生ではないとストレスが溜まってしまいます
一番大切なのは学ぶ姿勢
こちらではメリットデメリットをまとめていますが、独学でも教えてもらうにしても学ぶ姿勢が一番大切だと思います
ちーこは学ぶ姿勢が全くできていなかったので、独学でも先生に習っても思ったように上達していません。(つい最近までアドリブは好き勝手演奏すればよいと思っていました)
独学でできることはジャズの名演をしっかり聴いて、歴史を学び、ジャズという音楽に敬意を払うこと。
これがないとせっかく教えてもらっても、身に付きません。言い換えればこれがあれば、独学でもどんなレッスンでもものすごい学びがあり、上達します
先生に教わるデメリット
- お金がかかる
- 自分に合わないと感じてもレッスンを辞め辛い
- 先生の奏法の真似になる可能性がある
- 自分で発見する喜びが奪われる
お金がかかる
ジャズのレッスン料金は
だいたい30分3000円~1万円くらいです
どの分野でもいえますがプロに教わると結構高いのです

セミナーなどみんなで学ぶものだともう少し割安になるよ
レッスンを辞めずらい
自分に合わないなと思う先生ってどうしてもいます
そういった時にレッスンをお断りするのは大変ですよね
解決方法
私が利用したオンライン音楽教室のオルコネなら好きな時間に好きな先生を選んで自宅でレッスンが受けれるのでおすすめ。
ジャズピアノの先生の在籍数も多く、ポイントを使って無料で体験レッスンも受けれますよ!先生による無料で視聴できるワンポイント解説動画もあるので気軽に登録してみくださいね。
先生の奏法の真似になる
基本的に先生が技術を習得した方法を教えてもらいます。なので数人のジャズピアニストから指導を受けましたが、やり方が違っていました
なので習う場合はこの先生のように弾けるようになりたいって思った人に習うのがおすすめです
自分で発見する喜びが奪われる
ピアニスト ビル・エヴァンスの『ザ・ユニバーサル・マインド・オブ・ビル・エヴァンス 』っていう
DVDの中で
ビルエヴァンス が
「自分が教えることでジャズのテクニックを自分で見つける喜びをうばいたくない」
のようなことを言っていました
実際、自分でジャズを聴いたり演奏したり、練習方法を開拓して、何かをつかんだり発見した時は、何にも替え難い喜びがあります
先生に教わるメリット
- ジャズが全く分からなくても一から教えてもらえる
- 自己流でやっているのが合っているのか確認できる
- 合理的な練習方法を学べる
- ジャズ演奏の経験豊富なので技術的なこと以外ぶちゃけ話も聞ける
- 先生と仲良くなれば先生主催のセッションなどに参加しやすい
ジャズを一から教えてもらえる
ピアノも弾けない、ジャズも知らない、って場合でも一から教えてもらえます
ジャズピアノかっこいいから演奏できるようになりたいけどどうしたらいいのか全く検討もつかない場合はすぐに習いに行きましょう
自己流で練習していることが合っている確認できる
独学だと教本を読んだり、CDを聴いたりして学ぶことが多いと思います
これらをインプットして自分でアウトプットして弾いているのがきちんとジャズになっているかみてもらうのが非常に大切です
結構な確率で間違った練習をして、間違ったジャズを弾いていることが多いです
年に数回でもいいので演奏をみてもらうのをおすすめします
合理的な練習方法を学べる
いろいろな教則本を見て練習していてもなかなか上達しないことがあります
自分の好きな演奏スタイルの先生が習得した練習方法を学ぶのが一番自分の理想の演奏に近づけます
合理的に習得する方法を教えてもらえることもあるので、効率的な練習ができるようになる可能性もあります
技術的なこと以外の話を聞ける
「勉強すればするほど周りの人たちとのキャップを感じてくる」というような内容を先生から言われました
セッションに参加する人たちの中には楽しむためで、貪欲にジャズについて学ぶ姿勢ではない人が一定数いるのだとちーこは解釈しました
また「ものすごい時間をかけて練習しないとジャズは簡単にはできない」ことや、「ジャズでお金を稼いで食べていくことの大変さ」なども教えてもらいました。

適当に間違ったジャズを弾いては失礼だなということを学びました
先生がホストのセッションに参加しやすい
ジャズピアノを教えているアーティストだとセッションホストだったり、セミナーを開催したりしていることがあります
特に初心者の頃はセッションへ行くのってかなり緊張しますよね
ベテランばかりのセッションだと初心者は行きづらいですが、先生がセッションホストだと参加しやすいですよね
また実際にセッションを見てもらってアドバイスも受けられます
自己流を修正!先生に習ってみた結果やっぱりよくなった
ちーこはジャズセッションに行き初めてから4.5人のプロのジャズピアニストから数回教わりました
すべての先生の教え方や考え方がちょっとずつちがっています
なのでいろいろな先生に学ぶと戸惑うことがあります
しかしいろいろな先生にレッスンを受けて自分に合う先生に出会えると演奏が変わることがあります
自分に合う先生に言われて変わったこと
ちーこが自分に合う先生に言われたのは
- アドリブの話し言葉がみんなと違う
- ジャズは歌だからもっと歌うように
- ピアノだけど管楽器のようにテーマもアドリブも演奏する
このような指摘を受けた後、これらを意識して演奏した結果
セッション仲間に
- 上手くなった
- 何かが変わった
とほめられました
音楽を作り上げる意識を学べた
セッションなどに参加するにはノリやニュアンス、またドラムやベースも合わせた、アンサンブルの考え方も必要となります
ちーこはアドリブの練習ばかりしてアンサンブルについて理解していませんでした
なにもできていないのに自分ばかり目立とうとする意識から、みんなが楽しめる音楽を作り上げる意識に変えてもらえたのは本当に良かったです
アンサンブルについて学んで、良い演奏ができるようになるという点では先生に教わるのはちーこにとってはよかったかなと思っています
合理的な練習方法について学べた
ジャズセッションにピアノで参加するのは本当に大変です
コードを覚えてテンションを入れたコードを弾くだけでも一苦労
それをリズムよく、メロディーに合わせて弾き、アドリブにイントロ、エンディングも弾かなくてはいけません
これらを最短で習得していく合理的な練習方法を学べました
ジャズの先生選びは難しい
都会にいれば多くのプロジャズミュージシャンがいるので
自分の好みの演奏スタイルの先生を選んで教えてもらう方法もありますが
地方だと数が少ないので自分で先生を選ぶことが難しくなります
ジャズを演奏しているアーティスも少なく、自分に合う先生が見つからないってこともあります
ジャズセッションに合う先生を見つける耳を鍛えるためにしっかり音楽を聴く
ジャズのセッションでは演奏されるのは1950年~1960年代ごろのジャズ。そのころのレコードやCDを聴いて演奏するので、みんなと足並みをそろえて演奏するには、そのころの演奏スタイルを熟知している先生に学ぶことが大切です
プロのピアニストでジャズ風アレンジが上手な方がたくさんいらっしゃいますが、セッションに役立つことは学べないことがあります。
先生の演奏を聴いてきちんとジャズセッションで通用するノウハウを学べるのか見極めるためにも、1950年~1960年代ごろのジャズ名盤をたくさん聴いて耳を鍛えておくことが大切なのです
ライブ後にお願いして後日レッスンしてもらう
好きな演奏スタイルのアーティストのライブ後に教えてもらえるか頼んでみるのもおすすめ。
ジャズでは割と敷居が低いので、かなり有名なジャズプレイヤーから
教わることはスケジュールさえあえば難しくありません
地方公演後でもお願いすれば教えてもらえる可能性もあります
毎週教えてもらうことは難しくなりますが、
いろんな先生に教えてもらって、自分に合う先生を見つけてみることができます

自分のレベルを察知してくれて、適切なアドバイスをくれる先生に出会えるとラッキーよ
オンラインレッスンでから学ぶ
先生選びに悩んだら第一線で活躍するプロのアーティストから学べるオンラインレッスンも検討してみてください
オンラインピアノ教室のオルコネを見てたのですが、たくさんのアーティストが在籍しています。独学で学んでいたときにお世話になった本の執筆者の名前もあり驚きました
無料体験レッスンもあるのでぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね
結論
完全独学で学んでいると間違った方向に行く可能性が非常に高いので定期的にプロにセッションの様子をみてもらって指導してもらうのがおすすめ
セッションをみてもらうのが難しい場合は合う先生を見つけて個人レッスンやセミナーに数回は参加してみます
先生が合わない場合があるので、先生を変えやすいオンラインレッスンもおすすめですよ
最後までご覧いただきありがとうございました
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