こんにちは!
ちーこです
ジャズ部では
- ジャズピアノをはじめようと思っている方
- ジャズピアノでセッションに参加したい方
- ジャズピアノをもっと楽しみたい方
に分かりやすくセッションで楽しめるようになるまでの練習方法などを紹介しています。
ジャズを上達させるのに一番大切な方法は、ジャズの音楽をたくさん聴くことです
たくさん練習をすることよりも実は大切です
今回はジャズの聴き方について紹介します
ちーこは音楽を聴くのがとっても苦手なんです。でも聴くことの大切は身に染みて感じています
結論!聴くことが上達の近道
まずは聴きなじみの良い名演と呼ばれるジャズピアノソロやトリオの曲から聴いて、徐々に楽器を増やした曲を聴いていく
聴くことでジャズ語を理解し、ジャズピアノで必要なコンピングやボイシングやアドリブを学ぶことができる
聴いて真似してセッションに行く!これが上達の近道です
ジャズで聴くことが大切な理由
テーマと呼ばれる曲のメロディーも自分なりにアレンジしたり、アドリブなんて自分の創造したものを即興で演奏しないといけません。作曲や編曲のレベルです
ジャズのセッションではその作曲や編曲を周りの音を聴きながら即興で行っていくのです
改めて考えるとすごいことですよね
そんなすごいことができるようになるには名演奏を聴いて真似するしかないと必然的に思いますよね
実は音楽を聴いていない人が多い
ちーこが作曲を習った先生がぼやいていましたが
「作曲の勉強する生徒の多くが音楽を聴いていない」
と
たくさん音楽を聴いて体の中にジャズという音楽をストックさせていかないと、即興演奏が中心のジャスセッションに参加することは難しいのです
ジャズセッションに合う先生を見つける耳を鍛える
ジャズのセッションでよく演奏されるのは1950年~1960年代に演奏されたもの。多くの人がそのころのレコードやCDを聴いて演奏するので、みんなと足並みをそろえて演奏するには、そのころの演奏スタイルを熟知している先生に学ぶことが大切です
プロのピアニストでジャズ風アレンジが上手な方がたくさんいらっしゃいますが、セッションに役立つことは学べないことがあります。
先生の演奏を聴いてきちんとジャズセッションで通用するノウハウを学べるのか見極めるためにも、聴いて耳を鍛えておくことが大切なのです
ジャズは言語の習得に似ている
「ジャズは言語の習得に似ている」とプロのジャズミュージシャンがよく言っています。
赤ちゃんは周りの大人の会話を聴いて、単語を覚えてしゃべって伝わってだんだんと言語を習得できますよね
ジャズもそれと同じように、たくさんのジャズの曲を聴いてフレーズを覚えて弾けるようになり、相手に伝わることが大切です
会話が上手な人はジャズも上手!
人との会話が上手な人はジャズセッションも上手な気がします。人の話をしっかり聞いて上手に相槌が打て、そして話題が豊富で上手に話せる人って素敵ですよね
ジャズ語で上手に会話するには単語(フレーズ)を覚えるだけではできません。ピアニストはフロント楽器に対してどんな声(ボイシング)でどんなタイミングで相槌を打っている(コンピング)のか、名演奏を聴いて習得します
ジャズの聴く量がたまっていくと自然と演奏のレベルも上がっていくよ
実はジャズを聴くのはなかなか難しい
ジャズってかっこいいなと思うけど、しっかり聞くのは意外と大変なのです
ジャズを学び始めたときに、巨匠マイルス・デイヴィスのアルバムを聴こうとしたけど、しっかり聴けませんでした
ミュートされたトランペットがはじめは全く受け付けなかったのです。
ほかにも管楽器が入ったジャズの演奏は聴けるようになるまで時間がかかりました
ジャズはスパイス料理!最初は受けつけなくてもはまると抜け出せない
その理由をちーこなりに考えましたが
ジャズはスパイスのようなもので
料理に例えると和食しか食べたことがない人がいきなり、激辛タイ料理に挑戦するようなものです
味わったことのない香辛料に舌がびっくりしてしまいます
J-POPやクラッシックしか聞いたことがない人がいきなり、バリバリのビバップのジャズを聴いたら耳がびっくりしてしまうのです
でも聴いていくうちになんかはまってしまう。ちーこがタイ料理にはまった感覚と似ています
ジャズはやっぱり無理!ってならないためにも聴きやすいものから
ポップスやクラッシックしか聴いてこなかった人はどんなものから聴けばよいのでしょうか?
それは自分にとって耳馴染みが良くて苦痛でないものです
辛い物を食べたことがない人がいきなり激辛タイ料理を食べたら、タイ料理は二度と食べない可能性が高いですよね
やっぱりジャズは無理ってならないためにも、辛くない食べやすいタイ料理から挑戦するように
ジャズも自分にとって聴きやすいなと思えるものを聴くのがおすすめです
上質なピアノソロから
自分が好きな楽器のものがおすすめです
ちーこはピアノが好きだったのでまずはピアノソロのジャズを聴きました
最初はベースやドラムが入ったものも聞きづらかったのでとにかくピアノだけのジャズから聴いて
ピアノトリオや管楽器が入ったものをすこしずつ聴くようになりました
そうやって聴いているうちに
耳がなじんできてどんなジャンルのジャズも聴けるようになります
いきなり激しいジャズを聴いて、やっぱりジャズはダメだってならないようにね!
ジャズを聴ける環境にする
最近ではラーメン屋さんやスーパーなどでもジャズがBGMで流れていますよね
そういった時でもしっかり耳を傾けてみます
また
車の運転中や料理をしているときなど時間があれば、ジャズを流します
アドリブまで覚えてくる
好きな曲や演奏家がいたら何度も聞き返していると
アドリブさえもいつの間にか覚えてしまっていることがあります
なんとなくジャズのアドリブが口ずさめていたり、頭の中でなっている状態になればばっちりです
ジャズの聴き方
聴き方ですが、とにかく聞き流すだけでよいです
余裕があれば一緒にアドリブフレーズを口ずさんでみましょう
「ダバドゥビドゥビドゥバ」
を使って曲と一緒に歌います
歌うことでジャズが体へストックされるスピードは速まります
セッションやライブにいってみる
セッションやライブに行けば、どんな会話を即興でしているのか近くで聴けます
臨場感たっぷりのかっこいいライブやセッションを聴く中で、今なんで目配せしたの?なんで笑っているの?なんで?なんで?
って感じで子ども目線でみると将来セッションで楽しむために役立つ情報がたっぷりつまっていますよ
初心者におすすめなジャズCD
初心者でも聞き馴染みよいジャズのアルバムの一部を紹介します
- 「バラードとブルースの夜」マッコイ・タイナー
- 「グルーヴィー」 レッド・ガーランド
- 「クール・ストラッティン」ソニー・クラーク
- 「ワルツ・フォー・デビイ」ビル・エヴァンス
- 「処女航海」ハービー・ハンコック
初心者はレッド・ガーランドがとにかくおすすめ
レッド・ガーランドのピアノタッチやアドリブの展開の仕方、コンピングはとても勉強になります。ジャズをあまり聞いていない人でもレッド・ガーランドのピアノはスーッと耳に入ってきやすいです
まずはレッド・ガーランドのピアノトリオのアルバムを聴いて、マイルス・デイビスの黄金のクインテット時代にレッド・ガーランドが参加しているアルバムを聴くと、管楽器が入ったジャズの曲も入ってきやすくなります
セッションに参加するなら必ず名盤を聴く
J-popやアニメソングををジャズ風アレンジされたCDもたくさんありますが、ジャズの名盤と呼ばれるものから、耳なじみの良いものを選んで聴く方が良いです
ジャズ風アレンジしたものは料理で例えると日本人の口に合うように作られたタイ料理のようなもの。
それでもおいしいと感じて満足するならそのままでもいいですが、できれば本場の味を食べたくないですか?ちーこは間違いなく本場を試したい派。
最初はジャズ風アレンジされたものの方が、聴きやすいのですが、セッションに参加するってことは自分が料理人になるってことです。そう例えられると本場のジャズを知る大切が身に沁みませんか?
料理で例えすぎてごめんなさい
おすすめの一曲
ちーこが選ぶおすすめの
ジャズ曲は
「コンファメーション」
この曲がかっこよくて、ジャズセッションをはじめるきっかけになりました
テーマを演奏するだけでもめちゃくちゃ難しいです
なのでテーマを練習するだけで、自然と他の曲のアドリブの練習にもなってしまうような魔法の曲
この曲をマスターすればとりあえずジャズスタンダード曲で難しいと思える曲は少なくなります
スタンダード定番
よくジャズスタンダードで演奏される曲は
「酒とバラの日々」
「朝日のごとくさわやかに」
「帰ってくればいいのに」
「バイ・バイ・ブラックバード」
「枯葉」
黒本と呼ばれる「ジャズ・スタンダード・バイブル」を購入して
ジャズセッションへ参加してみてくださいね
まとめ
今回はジャズを上達させるのに聴くことの大切さや難しさを紹介しました
最初は耳馴染みの良いジャズといわれる曲をたくさん聴いてみてください
ほんとにジャズを理解し心から楽しめるようになるにはまずは聴くことが一番大切になります
いっぱい聴いて真似して楽器を練習していくのです。個性はどんなに真似してもでてくるようになります
チーコは聴くことが苦手なので。。。自分を戒めるためにも書きました。お互いがんばりましょうね
最後までご覧いただきありがとうございました
コメント