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【かっこいいジャズとは何?】ジャズピアノ初心者こそ音楽を作り上げる意識をもってセッションに参加しよう!

ジャズの魅力

こんにちは! ジャズ部部長のちーこです
※ちーこはプロではありませんが、音楽理論が大好きなので日々勉強しています

・ジャズピアノをはじめようと思っている方
・ジャズピアノでセッションに参加したい方
・ジャズピアノをもっと楽しみたい方

に分かりやすくセッションで楽しめるようになるまでの
練習方法などを紹介しています

今回はジャズピアノのアドリブ練習を頑張る前に大切なことを紹介したいと思います。

恥ずかしながら、ちーこはジャズ歴8年目にして理解してきました
いやー情けない💦みなさんはちーこみたいな状態でセッションに参加してほしくないのでよかったら読んでみてくださいね

結論!音楽をみんなで作る意識を

ジャズは思いやりが大切な音楽です

セッションに参加するにはこの思いやり=愛 を持つことが大切です

セッションメンバーの中にははじめてセッションに参加する人、ベテランの人、プロの人、久しぶりにセッションに参加する人、などさまざまです。

演奏中はお互いに思いやりを持って接し、一つの音楽を作り上げるという意識が大切なのです。

ベテランは初心者がロストしそうになったらそっと横からサポートしたり、初心者はセッションルールをしっかり頭に入れて参加します

ちーこ部長
ちーこ部長

偉そうなことを語ってしまいましが、ちーこもすぐにこの思いやりを忘れて演奏をグダグダにしてしまうことが今でもあります。

みんなと一緒に演奏する意識がないと誰も楽しめない

以前ジャズピアノの先生にセッションの様子を見てもらったのですが

「カラオケではないのだから、みんなとの共通認識が必要。あなただけでなくみんな楽しみたいのだよ」と言われました。

恥ずかしながらちーこは自分がテーマを演奏しているのだから、自分のタイミングやニュアンスで演奏すれば問題なーいと考えていたのです

ちーこみたいな考え方の人はすぐにジャズピアノの先生を見つけて習いに行ってください

ちーこが先生に指摘された内容

指摘を受けたのは下記のようなことです

  • 途中止まるところがあるのに止まれていない
  • ソロの回し方がおかしい
  • テーマで変なタイミングで間を埋めてしまっている
  • みんなと共通の言語がしゃべれていない(ジャズのリズムになっていない)
  • エンディングがハチャメチャ

これではその曲を理解して演奏しているベテランの方は困惑しますし、楽しめません。

ちーこ部長
ちーこ部長

今ならわかる恥ずかしい演奏です(汗)

ピアノは簡単に音がならせるので注意が必要

ピアノは簡単にたくさんの音がならせて、音域も広いのが魅力のひとつですですが、それがデメリットに働くことがあります

タイミングや選ぶ音を間違えるとアンサンブルを台無しにしてしまう可能性が高くなります

他の人の音の邪魔をしない

自分がテーマを演奏する時も他の人の音をしっかり聞くことが大切です。ジャズセッションはカラオケではないのだから、自分が気持ちよくバーと演奏しても意味がありません。

ちーこは気を抜くといつもこれをやらかしてしまうのですが(汗)

コードを弾き過ぎない

ちーこはいつも言われます。「コードを全部弾くな」。

でもコードを押さえるだけでも必死なので、どのコードを弾かない方がよいとかそこまで頭が回らないのが現状です

しかしベーシストやドラマーがいる場合は書いてあるすべてのコードを弾かなくても、問題ないです。

全部のコードを弾くとちょっと窮屈な感じがしますよね。

他の人のテーマやアドリブ中の妨害になることも多々あります

トーンくん
トーンくん

マイナスワンの音源でベースとドラムに合わせて必要なコードだけを弾けるように練習してみるのがいいかも。

長いフレーズを演奏しているとき

具体的にどこら辺でコードを弾くのをやめたらいいか分からないですよね!

そういった時はアドリブ中の長いフレーズ音がなくなった時にコードを弾くのをやめてみるのが正解だそうです(プロのサックスプレーヤーの方にお伺いしました)

そういった時は何か変化を起こそうとしていたり、トラブルが起こっていたするので、コードを弾くのもをやめて様子をみます

自分がアドリブする時

ベースやドラムがいる時に、アドリブする場合はコードを入れなくても問題ないです

コードやリズム感は出ているので、ピアノは片手でアドリブをするってのでも全く問題ないんです

変化をつけるためにも、最初は片手でアドリブして、途中からコードを入れてアドリブするってのもおすすめです

自分のアドリブ中は隙間を空ける

テーマやアドリブで、適度な隙間を空けるようにして他の楽器の人が音を鳴らせる空間を作る意識を持ちます

他の楽器が隙間を埋めようとしたらさっと音を鳴らすのをやめてみましょう(これがなかなか難しいのですが・・・)

テーマもアドリブも自分の音だけで埋めてしまってはだれも楽しめませんし、セッションの意味がなくなってしまいます

ちーこ部長
ちーこ部長

セッション中は会話だと思って、他の人が話している時はしっかり聞くように心がけます

曲の共通認識

自分が演奏したい曲でみんながよく聞いているものを聴いておきます。

セッション前に軽くマイルスが演奏していた感じでなどと言っておけば、雰囲気をつかめやすくなります。

テンポ感や曲の雰囲気のつかみ方のずれがあると、演奏が合いません。

ジャズはよく会話に例えられるのですが、会話をするのにその話題の共通の認識不足があると会話が成立しないですよね。

そのようなことがセッション中に起こります

イントロやエンディングの方法や、コード進行など演奏前の共通認識を確認しましょう

ピアニストの仕事

ベーシストとドラマーがいるジャズセッションでのピアニストの一番の仕事は適切な位置に適切な音を入れて、音楽に広がりを与えること。コンピングってことなんですが、ある一定以上のレベルのコンピングができるようになるまで結構時間がかかります

コードもボイシングもリズムも勉強しなきゃいけないしほんとにほんとに大変です

それに加え

必要であれば

  • イントロ
  • エンディング

です。

これができないといくらアドリブソロができても全体的な演奏は残念なものとなります

テンポよくかっこいいイントロを出すのは結構難しいのですが、イントロを作っていなくても

曲の終わりの8小節を弾けば、分かりやすく、フロント楽器も入りやすいと知っているだけでも全然違います

エンディングもいろいろ方法があります。おすすめはトニックコードの増4度の音を鳴らして終わること。他にも逆循環や最後の4小節を繰り返すなど、曲によってさまざまです

自分が演奏したい曲はしっかり音源を聴いて終わり方を研究しておきましょう

アドリブの重要度は最後

どうしてもアドリブができる方が大事な気がしますが、重要度は低くて、アドリブができるよりリズムが良くてコンピングができることの方が大切。リズムが分かっていないとアドリブは絶対かっこよくなりません。

初心者はアドリブよりリズムの練習です

セッション中は50%以下の力で!焦らず待つことを心得る

この前もセッションで感じたのですが、あまり練習していなくて自信がない時の方がアドリブの時に乗れているような気がしました

自信がないので自然と周りの音を聴いてなんとかしようと考えるのかもしれません

耳コピーをしてたくさん練習した曲は気合が入りすぎてから回り。コピーしたフレーズが出てこず焦り、周りの音が聞けなくなり、隙間を埋めようと必死な感じになってしまいました。

セッション中は100%の力を出そうとせずに半分以下の力で、とにかく周りの音を楽しみながら演奏できるといいと思います

コピーしたものが出てくるのは3カ月後

ちーこの場合はアドリブをコピーしたものが出てくるのは約3か月後くらいです

もちろん出てこないフレーズの方が多いですが。

どの人に聞いてもコピーフレーズはすぐに出てこないらしいです

なのでコピーしたフレーズを出そうとセッション中に必死になっていると、周りの音が聴けなくなり、ノリも悪くなり、自分も周りも楽しめないという状況に。

セッション中はフレーズを弾こうという意識を持たずに、そのフレーズが出てくるまで待てるってことが大切なのかなと感じます

ジャズは歌

「ジャズは歌」だとジャズピアノの先生に教えてい、当時はピンとこなかったのですが、歌えていないことがジャズピアノが上達しない、楽しめない理由だと8年目にして気が付きました。

歌うようにアドリブもコンピングもしなければいけません。名演がかっこいいのは歌っているから。

セッション中は一人ひとりが自分の歌を歌い、お互いが様子をみながら少しずつ歩み寄っていく。そうすればどこにコンピングをいれたらいいのか分かるようになります

もちろんフレーズを練習することも大切ですが練習して本番中は忘れて歌うこと。歌うことでフレーズに息継ぎが生まれ、小手先のテクニックでは表現できない自分らしい素晴らしい演奏ができるのです

本番は練習したことを忘れる

ジャズピアノでセッションに参加するには、やはり血のにじむような!?努力が必要です

しかし練習した内容を本番で出そうと必死になるのはNG。100%以上の力を出そうとして、周りの音が聴けなくなり、空回りな演奏になりがちです

なのでセッションでは練習してきたことはすっかり忘れて挑みましょう!忘れるってのが難しい場合は練習を2、3日せずにセッションへ行ってみるってのもいいかもしれません。

ちーこ部長
ちーこ部長

ジャズを勉強し始めて4年間は1日8時間とか練習してた時もあったのですが、その後4年間ほぼピアノを触らず過ごし、久ぶりにセッションへ行ったらなんか前より良くなったと言われました。

今、ここに集中!

セッション中は自分が作ってきたフレーズでアドリブしようとしたり、かっこいいボイシングをしたりしたいと思ってあれこれ考えてしまいがち。

しかしこれでは今、奏でられている音に集中できておらず、残念なアンサンブルになってしまうのです

セッション中は練習してきたことは一切忘れて、今、ここで奏でられている音に集中して、自分ができる最善の音を奏でる意識を持つことが大切です

そうすれば奇跡的な瞬間が来ます

まとめ

今回はジャズのアドリブができるより大切なことについてお伝えしました

いやージャズやってると、アドリブがかっこいい人がうらやましくなって自分も頑張らなきゃとなります(人間だもの…)

だけどたとえアドリブだけがかっこよくても、イントロもエンディングもできず、他の人のソロの時のバッキングがハチャメチャだと残念ですよね

まあ、そんな人のアドリブは大体かっこ悪いのですが。

ジャズセッションに参加する場合は思いやり=愛 をもって参加しましょう

ジャズピアノ初心者がセッションに愛を持って参加できる方法は、

・弾きたい曲の共通ルールの理解
・イントロを簡単でもいいので作る
・エンディングも勉強しておく
・リズムの練習をしておく
・演奏中も周りの音をしっかりきく
・50%以下の力で参加する
・歌を歌うように演奏する

など

だれでもできる簡単なこといっぱいありますよね。

最後までご覧いただきありがとうございました

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