こんにちは! ジャズ部部長のチーコです
ジャズ部では
- ジャズピアノをはじめようと思っている方
- ジャズピアノでセッションに参加したい方
- ジャズピアノをもっと楽しみたい方
に分かりやすくセッションで楽しめるようになるまでの
練習方法などを紹介しています
ジャズピアノが上達するにはやっぱり耳コピーが一番ですが
耳コピーをしたフレーズを自分のものにしていくときにスケールが役に立つのではとちーこは考えます
今回のスケールはリディアンスケール。使えるコードや覚え方も紹介しているので是非参考にしてみくださいね
・スケールを習得したい
・リディアンスケールが使える場所が知りたい
・リディアンスケールを覚えたい
・リディアンスケールをアドリブで使いたい
結論!リディアンスケールはメジャーセブンスのところで使える
リディアンスケールはメジャーセブンスコードで使え、
完全4音下(完全5度上)のメジャースケールを弾いたらできる!
こちらがCリディアンスケールです。完全4度下のGメジャースケールと同じ構成音。
CM7のところで使います
といってもこれだけではアドリブできません。先人たちの音楽をコピーしてどのようにフレーズで使われているかを分析してみてくださいね
アドリブ例
ちーこがつくったアドリブ例を一応のせておきますね
CM7のところで4度の音が半音上がったファ♯が入った、Gメジャースケールと構成音が同じになるフレーズを使います
挫折しそうになったら習ってみる選択も
ジャズピアニストの先生に最初に言われた言葉「ジャズは簡単にできませんよ」
8年たって理解できます。本当に気の遠くなるような練習を重ねてプロの方は活躍されています
やっぱりプロのような演奏をいつかしてみたいと思うなら、習ってみるのがおすすめです
オンラインレッスンだったら、先生が合わないって時も辞めやすいのでおすすめ。数回習うだけでも全然違うと思います
スケールについておさらい
スケールとは音階のことです
音階とは音律から選び出した音を並べたものです
ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ドの白鍵と
ド♯(レ♭)、レ♯(ミ♭)、ファ♯(ソ♭)、ソ♯(ラ♭)、ラ♯(シ♭)の黒鍵
の12音が西洋音楽でもジャズでも使われている音律です
そこから選び出した音
例えばドレミファソラシドを選びだして
ドからドレミファソラシドと並べれば Cメジャースケールとなります
ジャズでよく使うスケールは全部で16種類くらい
スケール(音階)は音律から選んだ音であり
日本では4度と7度の音を抜いた 47抜き音階が有名ですね
Cキーの47抜き音階は
ドレミソラとなります
日本の童謡や唱歌などでよく見られます
そんな音階はたくさんあるのですが
ジャズでよく使われるとされる音階はこれらです
- イオニアンスケール(メジャースケール)
- ドリアンスケール
- フリジアンスケール
- リディアンスケール
- ミクソリディアンスケール
- エオリアンスケール(ナチュラルマイナースケール)
- ロクリアンスケール
- メロディックマイナースケール
- オルタードスケール
- コンビーネーション・オブ・ディミニッシュスケール
- リディアン7thスケール
- ロクリアン♯2スケール
- ブルーノートスケール
- ペンタトニックスケール
- ホールトーンスケール
- ハーモニック・マイナーパーフェクト5thビロウスケール
しかも12キーすべてで弾けるようになるのが理想です
考えただけで頭がクラクラしてきますが
コードを覚える時と一緒でスケールの構成音の音と音の間の数を覚えてしまえば
そこまで難しくないのです
今回をリディアンスケールを学んでいきましょう
リディアンスケールとは
Cリディアンスケールは
ドレミファ♯ソラシです
譜面で表すと
鍵盤で表すと
ドとレ、レとミ、ミとファ♯、ソとラ、ラとシ、
の5つのか所が1音空いています
そしてファ♯とソ、シとドの間は音が空いていません
リディアンスケールは12キーすべてで
並べた時に
音と音の間の数が1、1、1、0、1、1、0となります
リディアンスケールの覚え方
自分が覚えやすいものを選んでみてください
音を空ける数で覚える
スケールを並べた時の
音と音を空ける数 1、1、1、0、1、1、0と覚えます
音楽を習っている人なら全音上がる半音上がるの方が分かりやすいかもしれませんね
その場合は
全、全、全、半、全、全、半と覚えてください
メジャースケールの第4音が半音上げる
メジャースケールの第4音が半音上がっているっていう覚え方もよいかもしれません
おすすめ!完全4度下(完全5度上)のメジャースケール
一番簡単に覚えられる方法は
リディアンスケールを弾きたいキーの完全4度下(完全5度上)のメジャースケールと覚える方法です
ケーデンスやダイアトニックコードについて理解していれば、ドミナントの音って覚えるのも効果的です
例えばCリディアンスケールを弾きたければ完全4度下(Cドの音から音を4つ空けて5番目の音Gのメジャースケールを弾けばCリディアンスケール同じ構成音となります
CリディアンスケールはGメジャースケールの第4音からならべた音となります
この覚え方だと転調があった時でもとっさに使いやすい気がします
メジャースケールを覚えてない場合はこちらの記事もチェックしてみてくださいね
□M7コードのアドリブでリディアンスケールが使える
リディアンスケールをアドリブで使う時は
メジャーセブンス □M7があるところで使えます
弾きたいキーの完全4音下(完全5度上)のキーのメジャースケールをひいてみてください
それだけでリディアンスケールになっています
GM7コードでGリディアンスケールを使ってアドリブするなら
Gキーの完全4音下(完全5度上)のDメジャースケールの構成音を使えばよいのです
アドリブ例
ちーこが作ったアドリブ例をのせておきますね
CメジャーキーのツーファイブからCM7へ解決したものです
Cメジャーキーの4度の音が半音上がり、Gメジャーキーと同じ構成音となっています
このファ♯の音がアクセントになりますが、無理やり使おうとして外れた感じになるので、フレーズ集や耳コピーそして自分でフレーズが作れるようになるのが理想です
最初は ミ ファ ファ♯ ソのようにアプローチノートとして入れていくとうまくいきますよ!
習得する方法
リディアンスケールを習得するには耳コピーと指練習が必要かなと考えます
全キーでスケールの練習するのは意味がないという意見も多いのですが、慣れればそこまで難しいものでもないし、楽しいと思えるならやって損はないと思います
脳や指が鍛えられ、最終的に楽曲を分析する時に役に立つからです
全キーで練習
左手でコードをならして、右手でそのコードの完全4音下のメジャースケールを弾きます
Cリディアンスケールなら左手でCM7コードをならし
右手でGメジャースケールを弾きます
これを12キーで弾いていきます
- C
- C♯(D♭)
- D
- D♯(E♭)
- E
- F
- F♯(G♭)
- G
- G♯(A♭)
- A
- A♯(B♭)
- B
C♯リディアンスケールなら
左手でC♯M7コードを弾いて
右手でA♭メジャースケールを弾きます
慣れてきたら
Cリディアンスケールなら左手でCM7コードをならし
右手でGメジャースケールをC(ド)の音からはじめて弾きます
これを12キーで弾いていきます
曲の中で使ってみる
実際にスタンダードの曲でメジャーセブンスがでてきたら、完全4音下(完全5度上)のメジャースケールの構成音を使ってアドリブを作っていきます
メトロノームをかけながらリズムやテンポが狂わないように練習するのが効果的。
完全に習得するにはコピー
ただしスケール習得のための練習をしたからといって、アドリブで使えるようにはなりません
アドリブで使えるようになるには名演奏のアドリブをコピーして、その後スケールを分析し自分のものにしていきます
リディアンセブンススケールにも注目!?
セブンスコードのところでリディアンスケールの要素を取り入れて使うリディアンセブンススケールというものもあります
浮遊感を感じられるリディアン特有の響きをさらに効果的に使えるので是非こちらの記事もチェックしてみてくださいね
まとめ
今回はリディアンスケールの覚え方や使い方についてまとめてみました
スケールの考え方はちょっとややこしく感じますが
とにかくメジャースケールの12音のキーをしっかり覚えて
弾きたいリディアンスケールの完全4音下(完全5度上)のメジャースケールをひいてみてください
それだけでリディアンスケールになっています
ほかのスケールもそうやって合理的に覚えていくのがおすすめです
最後までご覧いただきありがとうございました
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