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スケールの使い方と覚え方!リディアンスケール編

スケール

こんにちは! ジャズ部部長のチーコです

ジャズ部では

  • ジャズピアノをはじめようと思っている方
  • ジャズピアノでセッションに参加したい方
  • ジャズピアノをもっと楽しみたい方

に分かりやすくセッションで楽しめるようになるまでの
練習方法などを紹介しています

ジャズピアノが上達するにはやっぱり耳コピーが一番ですが

耳コピーをしたフレーズを自分のものにしていくときにスケールが役に立つのではとちーこは考えます

今回のスケールはリディアンスケール。使えるコードや覚え方も紹介しているので是非参考にしてみくださいね

この記事がおすすめな人
・スケールを習得したい
・リディアンスケールが使える場所が知りたい
・リディアンスケールを覚えたい
・リディアンスケールをアドリブで使いたい

結論!リディアンスケールはメジャーセブンスのところで使える

リディアンスケールはメジャーセブンスコードで使え、
完全4音下(完全5度上)のメジャースケールを弾いたらできる!

こちらがCリディアンスケールです。完全4度下のGメジャースケールと同じ構成音。

CM7のところで使います

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-104.png

といってもこれだけではアドリブできません。先人たちの音楽をコピーしてどのようにフレーズで使われているかを分析してみてくださいね

他のスケールもまとめたこちらの記事もチェックしてみてくださいね

アドリブ例

ちーこがつくったアドリブ例を一応のせておきますね

CM7のところで4度の音が半音上がったファ♯が入った、Gメジャースケールと構成音が同じになるフレーズを使います

挫折しそうになったら習ってみる選択も

ジャズピアニストの先生に最初に言われた言葉「ジャズは簡単にできませんよ」

8年たって理解できます。本当に気の遠くなるような練習を重ねてプロの方は活躍されています

やっぱりプロのような演奏をいつかしてみたいと思うなら、習ってみるのがおすすめです

オンラインレッスンだったら、先生が合わないって時も辞めやすいのでおすすめ。数回習うだけでも全然違うと思います

スケールについておさらい

スケールとは音階のことです

音階とは音律から選び出した音を並べたものです

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は image-2.png です

ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ドの白鍵と

ド♯(レ♭)、レ♯(ミ♭)、ファ♯(ソ♭)、ソ♯(ラ♭)、ラ♯(シ♭)の黒鍵

の12音が西洋音楽でもジャズでも使われている音律です

そこから選び出した音

例えばドレミファソラシドを選びだして

ドからドレミファソラシドと並べれば Cメジャースケールとなります

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は image-6.png です

ジャズでよく使うスケールは全部で16種類くらい

スケール(音階)は音律から選んだ音であり

日本では4度と7度の音を抜いた 47抜き音階が有名ですね

Cキーの47抜き音階は

ドレミソラとなります

日本の童謡や唱歌などでよく見られます

そんな音階はたくさんあるのですが

ジャズでよく使われるとされる音階はこれらです

  • イオニアンスケール(メジャースケール)
  • ドリアンスケール
  • フリジアンスケール
  • リディアンスケール
  • ミクソリディアンスケール
  • エオリアンスケール(ナチュラルマイナースケール)
  • ロクリアンスケール
  • メロディックマイナースケール
  • オルタードスケール
  • コンビーネーション・オブ・ディミニッシュスケール
  • リディアン7thスケール
  • ロクリアン♯2スケール
  • ブルーノートスケール
  • ペンタトニックスケール
  • ホールトーンスケール
  • ハーモニック・マイナーパーフェクト5thビロウスケール

しかも12キーすべてで弾けるようになるのが理想です

考えただけで頭がクラクラしてきますが

コードを覚える時と一緒でスケールの構成音の音と音の間の数を覚えてしまえば

そこまで難しくないのです

今回をリディアンスケールを学んでいきましょう

リディアンスケールとは

Cリディアンスケールは

ドレミファ♯ソラシです

譜面で表すと

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-104.png

鍵盤で表すと

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-105.png

ドとレ、レとミ、ミとファ♯、ソとラ、ラとシ、

の5つのか所が1音空いています

そしてファ♯とソ、シとドの間は音が空いていません

リディアンスケールは12キーすべてで

並べた時に

音と音の間の数が1、1、1、0、1、1、0となります

リディアンスケールの覚え方

自分が覚えやすいものを選んでみてください

音を空ける数で覚える

スケールを並べた時の

音と音を空ける数 1、1、1、0、1、1、0と覚えます

音楽を習っている人なら全音上がる半音上がるの方が分かりやすいかもしれませんね

その場合は

全、全、全、半、全、全、半と覚えてください

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-105.png

メジャースケールの第4音が半音上げる

メジャースケールの第4音が半音上がっているっていう覚え方もよいかもしれません

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-106.png

おすすめ!完全4度下(完全5度上)のメジャースケール

一番簡単に覚えられる方法は

リディアンスケールを弾きたいキーの完全4度下(完全5度上)のメジャースケールと覚える方法です

ケーデンスやダイアトニックコードについて理解していれば、ドミナントの音って覚えるのも効果的です

例えばCリディアンスケールを弾きたければ完全4度下(Cドの音から音を4つ空けて5番目の音Gのメジャースケールを弾けばCリディアンスケール同じ構成音となります

CリディアンスケールはGメジャースケールの第4音からならべた音となります

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-113.png

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-114.png

この覚え方だと転調があった時でもとっさに使いやすい気がします

メジャースケールを覚えてない場合はこちらの記事もチェックしてみてくださいね

□M7コードのアドリブでリディアンスケールが使える

リディアンスケールをアドリブで使う時は

メジャーセブンス □M7があるところで使えます

弾きたいキーの完全4音下(完全5度上)のキーのメジャースケールをひいてみてください

それだけでリディアンスケールになっています

GM7コードでGリディアンスケールを使ってアドリブするなら

Gキーの完全4音下(完全5度上)のDメジャースケールの構成音を使えばよいのです

アドリブ例

ちーこが作ったアドリブ例をのせておきますね

CメジャーキーのツーファイブからCM7へ解決したものです

Cメジャーキーの4度の音が半音上がり、Gメジャーキーと同じ構成音となっています

このファ♯の音がアクセントになりますが、無理やり使おうとして外れた感じになるので、フレーズ集や耳コピーそして自分でフレーズが作れるようになるのが理想です

最初は ミ ファ ファ♯ ソのようにアプローチノートとして入れていくとうまくいきますよ!

習得する方法

リディアンスケールを習得するには耳コピーと指練習が必要かなと考えます

全キーでスケールの練習するのは意味がないという意見も多いのですが、慣れればそこまで難しいものでもないし、楽しいと思えるならやって損はないと思います

脳や指が鍛えられ、最終的に楽曲を分析する時に役に立つからです

全キーで練習

左手でコードをならして、右手でそのコードの完全4音下のメジャースケールを弾きます

Cリディアンスケールなら左手でCM7コードをならし

右手でGメジャースケールを弾きます

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-110.png

これを12キーで弾いていきます

  1. C 
  2. C♯(D♭) 
  3. D  
  4. D♯(E♭)   
  5. E  
  6. F  
  7. F♯(G♭) 
  8. G  
  9. G♯(A♭)       
  10. A     
  11. A♯(B♭) 
  12. B       

C♯リディアンスケールなら

左手でC♯M7コードを弾いて

右手でA♭メジャースケールを弾きます

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-109.png

慣れてきたら

Cリディアンスケールなら左手でCM7コードをならし

右手でGメジャースケールをC(ド)の音からはじめて弾きます

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-111.png

これを12キーで弾いていきます

曲の中で使ってみる

実際にスタンダードの曲でメジャーセブンスがでてきたら、完全4音下(完全5度上)のメジャースケールの構成音を使ってアドリブを作っていきます

メトロノームをかけながらリズムやテンポが狂わないように練習するのが効果的。

完全に習得するにはコピー

ただしスケール習得のための練習をしたからといって、アドリブで使えるようにはなりません

アドリブで使えるようになるには名演奏のアドリブをコピーして、その後スケールを分析し自分のものにしていきます

リディアンセブンススケールにも注目!?

セブンスコードのところでリディアンスケールの要素を取り入れて使うリディアンセブンススケールというものもあります

浮遊感を感じられるリディアン特有の響きをさらに効果的に使えるので是非こちらの記事もチェックしてみてくださいね

まとめ

今回はリディアンスケールの覚え方や使い方についてまとめてみました

スケールの考え方はちょっとややこしく感じますが

とにかくメジャースケールの12音のキーをしっかり覚えて

弾きたいリディアンスケールの完全4音下(完全5度上)のメジャースケールをひいてみてください

それだけでリディアンスケールになっています

ほかのスケールもそうやって合理的に覚えていくのがおすすめです

最後までご覧いただきありがとうございました

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