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ジャズセッションで活躍したいピアニストのためのロクリアンスケール:覚え方と実践的な使い方

スケール

ジャズ部のちーこです!ジャズピアノ初心者がセッションで楽しめるようになるための記事を公開しています

  • ジャズピアノでかっこいアドリブを弾きたい
  • スケールを覚えて実践したい

ジャズが上達するには耳コピーが一番。この耳コピーしたものを自分のものにしていくのにスケールが役立ちます

本記事では、ジャズピアニストがロクリアンスケールを効率的に覚え、実際の演奏でどのように活用するかを、分かりやすく解説します。

結論!半音上のメジャースケールと構成音同じ

半音上の音からメジャースケール(イオニアンスケール)をひくとロクリアンスケールになります

例えば、こちらがCロクリアンスケール

Cの半音上のC♯メジャースケールと構成音が同じになります

ロクリアンスケールとは?その基本を理解しよう

ここではスケールをおさらいして

ジャズでよく使うスケールは全部で16種類くらい

ジャズでよく使われるとされる音階はこれらです

  • イオニアンスケール(メジャースケール)
  • ドリアンスケール
  • フリジアンスケール
  • リディアンスケール
  • ミクソリディアンスケール
  • エオリアンスケール(ナチュラルマイナースケール)
  • ロクリアンスケール
  • メロディックマイナースケール
  • オルタードスケール
  • コンビーネーション・オブ・ディミニッシュスケール
  • リディアン7thスケール
  • ロクリアン♯2スケール
  • ブルーノートスケール
  • ペンタトニックスケール
  • ホールトーンスケール
  • ハーモニック・マイナーパーフェクト5thビロウスケール

ロクリアンスケールの特徴

このCロクリアンスケールは

ドレ♭ミ♭ファソラ♭シ♭です

譜面で表すと

どんな場面で使われるのか?

主に、マイナー7(♭5)やディミニッシュ系のコードに合うスケールです。特に、ドミナント進行の一部として使われることが多く、暗く不安定な雰囲気を演出します。

ロクリアンスケールの簡単な覚え方

ロクリアンスケールの覚え方は下記のパターンがあります。
自分に合うものを選んでみてください

音と音の間の数で覚える

ピアノの場合、スケールの形状を視覚的に覚えることが大切です。例えば、Cロクリアンスケールを鍵盤で弾くと、次のような感じ。

鍵盤の音と音の間の数、0、1、1、0、1、1、1と覚えます。

クラシック音楽を学んでいた人は全音上がる、半音上がるの方が分かりやすいかもしれませんね。その場合は 半、全、全、半、全、全、全と覚えてください。

おすすめ!半音上のメジャースケール

ロクリアンスケールを覚える一番簡単な方法は、ロクリアンスケールを弾きたいキーのトニックの半音上のメジャースケールを弾くこと。

例えば、EロクリアンスケールはFメジャースケールをできます。
構成音が一緒なことが分かります。

  • Fメジャースケール:F, G, A, Bb, C, D, E
  • Eロクリアンスケール:E, F, G, A, Bb, C, D

オルタードスケールの4番目の音に注目

実はロクリアンスケールとオルタードスケールはよく似ていて、4番目の音が半音違うだけなんです。

なのでオルタードスケールを覚えてオルタードの4番目の音を半音上げるって覚え方もいいかもしれません。


のところに注目してみてくださいね


ロクリアンスケールの使い方

ロクリアンスケールは、以下のコードにのところに使うのがおすすめです

  • マイナー7(♭5)コード
    例:BロクリアンスケールはBマイナー7(♭5)にフィットします。
  • ドミナント7(♭9)コード
    例:C7(♭9)に対してDbロクリアンスケールを適用できます。

ツーファイブ進行での活用

ジャズでよく使われるツーファイブ進行の、Ⅱのコードがマイナー7(♭5)の場合にロクリアンスケールを使用します。

例:Dマイナー7(♭5) → G7 → Cメジャー

  • Dマイナー7(♭5)の場面で、Dロクリアンスケールを使用。
  • G7では通常のミクソリディアン、または他のテンションスケールを使用。

テンションを生かしたフレージング

ロクリアンスケールにはコードのテンションが多く含まれるため、以下のポイントを意識してフレーズを作ると効果的です。

  1. テンションノートを強調する
    例えば、Bロクリアンスケールでは「C(9th)」や「F(♭5)」を意識して弾きます。
  2. 半音の動きを利用する
    半音進行はスムーズで印象的なラインを作りやすいです。

習得方法

スケールを習得するには耳コピーと指練習が重要です。
スケールを全キーで練習するのは意味がないという意見もありますが、楽しいと思えるならやって損はないです

脳や指が鍛えられて、最終的に楽曲を分析する時に役立つからです

全キーで練習

左手でコードを鳴らして右手でコードの半音上のメジャースケールを弾いていきます

Cロクリアンスケールなら左手でCm7♭5をならし、右手でC♯メジャースケールを弾きます

これをFロクリアンスケール、B♭ロクリアンスケールと12キーで練習します

慣れてきたら

Cロクリアンスケールなら左手でCm7♭5をならし、C♯メジャースケールをCの音から弾きます

これも12キーで練習します。

曲の中で使ってみる

実際にスタンダード曲の中でマイナー7(♭5)コードドミナント7(♭9)コードがでてきたら、コードの半音上のメジャースケールの構成音を使ってアドリブを作っていきます。

メトロノームをかけながらリズムやテンポが狂わないように練習するのが効果的です

完全に習得するにはコピー

スケールの練習はコピーの補助的な役割ということをお忘れなく。習得したスケールをアドリブでつかってやろうと頑張ってもあんまり素敵になりません。

まとめ

ロクリアンスケールを紹介しました!その暗く緊張感のある響きは、音楽に深みを与えます。本記事で紹介した覚え方や使い方を実践して、即興演奏のスキルをさらに磨きましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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