こんにちは! ジャズ部部長のチーコです
ジャズ部では
- ジャズピアノをはじめようと思っている方
- ジャズピアノでセッションに参加したい方
- ジャズピアノをもっと楽しみたい方
に分かりやすくセッションで楽しめるようになるまでの
練習方法などを紹介しています
今回はジャズセッションでよく演奏されるリズムについてです
急にセッションでスウィング以外の曲を演奏することになったけどどうしようってなった時の対処法を紹介します
ちーこが考えた独自リズム感を身に着ける方法なので、意味不明って感じる方も多いと思いますが興味があればお付き合いくださいね
・スウィング以外の曲をジャズのセッションでやってみたい
・ジャズのリズムについて勉強したけどさっぱり分からない
結論!高揚感を感じる場所を把握してみる
リズムって音楽を形づくるものですが、結構とらえ方が難しい
特にジャズのセッションではほとんどスウィングで演奏されますが、ボサノバやラテンなどのリズムをたまーに演奏するので把握する必要があります
教本などで細かくリズムについて書いてあるものもありますが、それを読んでも演奏に生かせない。いろいろ悩んだあげく、高揚感(気持ちの強さ)の位置を把握することが大事かなという結論に行きつきました
初心者でも知っておきたいセッションで演奏されるリズム
ジャズのセッションに行ったらほとんどの曲はスウィングで演奏されますが
セッション中なんかボサノバかバラードのの曲できますか?と聞かれることがありました
スウィングばかりだと飽きるからかな?とおもっていましたが。初心者のうちはジャズのリズムの違いなんてちんぷんかんぷんで、ボサノバとか言われてもハイ?って感じで何とーなく演奏に参加してしまっていました
しかしこれではいかんのです
一応セッションに参加するなら初心者でも最低リズムのとらえ方を知っておく必要があります
ジャズのセッションで演奏されるリズム
でよく演奏されるリズムは
・ボサノバ
・ラテン
・バラード
・ワルツ
・ファンク
などです
ここではベースやドラムの動きに合わせてピアノがどういうノリで参加していくか体内リズムのような形で紹介します
あくまでもちーこが考えて初心者でスウィング以外の曲を振られたとき対策です
こういった参考書って少ないので学ぶ機会がない初心者の人に少しでもお役に立てればと思います(もちろんちーこも初心者なので、初心者がどう対応しているのかというあたたかい目で読んでいただけると幸いです)
スウィング以外は1拍目にコードを鳴らす
初心者がセッションで急にスウィング以外の曲を演奏する時になった場合の緊急対応は1拍目にコードを鳴らします
またはスウィングからラテンのリズムに切り替わる曲など使う場合の緊急対応です
ジャズ初心者のピアニストが自由にコンピングしてしまうと、スウィングもボサノバもラテンも一緒ゴタになるか混乱してしまいおかしなタイミングでコンピングしてしまいかねません
基本的にスウィングのリズムは2拍目の裏と4拍目の裏にコードを鳴らす、それ以外のリズムは1拍目にコード鳴らし、後述する高揚感の位置を把握して演奏するとリズムに乗りやすいです
高揚感を持つ!?まずは裏拍を感じるスウィング
スウィングのリズム。4ビートと呼ばれることもあります
セッションで演奏される曲はほとんどスウィングなので
このスウィングのリズムを身につけておかないとジャズのセッションでは楽しめません
基本的に2拍目と4拍目の裏をメインにコードをならします(もちろんそれ以外の場所でも大丈夫なのですが)
1234の拍の中に高揚感のようなイメージを持つとなんとなくうまくいくような気がしますピンクの丸は高揚感
気持ちの強さやパッションなどです
基本的に高揚感の後にコードを弾く
高揚感の後にコードを入れるとなんとなくそのリズムがうまく運びます(コードを入れないこともあります)
もちろん高揚感の後にコードを入れなくてもいいのですが、この高揚感をイメージしながら演奏すると絶妙なタイミングでコードを入れられるのではないかと考えます
スウィングについてはかなり細かく解説しているのでぜひチェックしてみてくださいね
ボサノバ
スウィングの次によく演奏されるリズムです
スウィングの時のような裏拍ではなく、表迫を感じるのが重要。なのでコードは1拍目に入れます。
スウィングは4ビートの曲でボサノバはイーブンの曲と言われることがあります
要はスウィングの1拍が3連符の最初の2音がタイでつながったリズムではなく、1拍が8分音符で2つ並んだリズム。
2小節をひとまとまりにとらえて、4拍を数えるイメージ。そして2小節目の最後に高揚感を感じます
音源を聴くとよくわかりますがボサノバはゆったりとしたイメージ。セッションではアントニオ・カルロス・ジョビンの作曲した曲がよく演奏されます
1拍目に長めの音を入れて弾きながら、名演をコピーして隙間を埋めていく練習をするのがいいかなと思います
バチーダと呼ばれるバッキングパターンもありますが、初心者がピアノで弾くとかなりうるさい感じになるので、ところどころに軽いタッチでコードを入れていくのが理想です
ラテン
セッションにおけるラテンもボサノバと同じようにコードは1拍目に入れます
ラテンといってもさまざまな種類があります
メロディーとの兼ね合いでコンピングも変えていくのですが、イメージは
ラテンはボサノバよりガチャガチャしたかんじ。高揚感というかパッションのようなものを1拍目に入れて2拍目はやや小さめのパッションをもちながらコード弾きます
曲によりますが、コードアルペジオによるバッキング手法「モントゥーノ」を使って演奏する場合もありますが、初心者がセッションで演奏することはないので興味がなければ覚えなくも大丈夫です
4ビートの曲をボサノバにするときはラテンスタイルで考える
酒バラや枯葉などボサノバでしましょうってなることがあります
その時はラテンスタイルで演奏します
ブルーボッサなどもボッサとついていますがラテンです
ラテンからスウィングに変わる曲もある
ラテンからスウィングに変わる曲ってのも結構あります
- オン・グリーン・ドルフィン・ストリート
- ナイト・アンド・デイ
- スターアイズ
ポイントはラテンの時はがちゃがちゃと早いテンポのイメージを持ちます。コードは1拍目に入れて伸ばしてもいいし、曲によりますがラテンのリズムを刻んでも大丈夫。(オン・グリーン・ドルフィン・ストリートは伸ばす)
スウィングになったら気持ちゆったりと2拍目と4拍目を感じながらその裏にコードを入れていくイメージです
バラード
アンサンブルはゆっくりなテンポになるほど難しい
ちーこもバラードが苦手でいつもアドリブで苦笑いが出てしまうほどもたついてかっこ悪くなります
4拍目の裏に高揚感をもつと同じテンポだけどゆったり聞こえ、演奏のもたつきを防げるような気がします
ジャズワルツ
3拍子のジャズワルツは曲は3拍目の裏に高揚感を感じて演奏します
1拍を3連符と考えて演奏するのでスウィングとそこまで変わらないのかなと思います
円をかくようなイメージで演奏するのがおすすめです
ファンク
ファンクは1拍目と4拍目にコードがあるのがおすすめ
4拍目に高揚感もって1拍目に向かうイメージ
セッションで演奏することは少ないのですがたまーにを演奏したいって人がいてご一緒することがあります
しかしファンクって慣れていないのですが、黒本の譜面通りに弾いていれば実はそこまで難しくないのかなと思います
キメがあるものが多いでの
「ザ・チキン」や「ウォーターメロンマン」あたりのキメを押さえておいたら大丈夫だと思います
まとめ
今回はセッションで急にスウィング以外の曲の演奏を振られた時の対応について紹介しました
スウィングのリズムはだんだんつかめてきたのですが、ほかのリズムとの違いが教本を読んでも、先生に教えてもらってもなかなかつかめなかったのでこんな記事を書いてみました
全く参考にならないかもしれませんが、ちーこのように悩んでいる人がいたらなにかの参考になれば嬉しいです
最後までご覧いただきありがとうございました
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