こんにちは! ジャズ部部長のチーコです
ジャズ部では
- ジャズピアノをはじめようと思っている方
- ジャズピアノでセッションに参加したい方
- ジャズピアノをもっと楽しみたい方
に分かりやすくセッションで楽しめるようになるまでの
練習方法などを紹介しています
今回はダイアトニックコードについて!理解すればコード進行がわかり、曲の理解が深まりますよ
結論!ダイアトニックコードを覚えると曲のコード進行を分析して転調部分がわかるようになる
ダイアトニックコードを知らないことには楽曲分析ができません
コード進行がわかり、転調部分に気が付き、アドリブやコンピングにどの音が使えるのかわかってきますよ
ダイアトニックコードとは
曲は基本的にメジャーとマイナーに基づいて作られていることが多いです
7音の音階でできているメジャースケールとマイナースケールの各音上に3音もしくは4音を重ねて成立するコードをダイアトニックコードと呼びます
メジャースケールと3つのマイナースケールがあります
- メジャー・スケール
- ナチュラル・マイナー・スケール
- ハーモニック・マイナー・スケール
- メロディック・マイナー・スケール
これらのスケールの上に3度もしくは4度音を重ねていきます
分かりやすくCのキーを使って説明しますね
メジャースケールのダイアトニックコード
Cメジャースケールはドレミファソラシです
この上に音を重ねていきます
3度重ねたものはこちら
4度重ねたものはこちら
マイナースケールのダイアトニックコードは3つある
マイナースケールはすごくややこしくて、なんと3種類もあり使い分けます
初心者のうちは大変なので、ちーこもなんとなくでしか使い分けられていません
ナチュラル・マイナー・スケールのダイアトニックコード
Cナチュラル・マイナー・スケールは
3、6、7度が半音下がったド レ ミ♭ ファ ソ ラ♭ シ♭ です
この上に音を重ねていきます
3度を重ねた音はこちら
4度を重ねた音はこちら
ハーモニック・マイナー・スケールのダイアトニックコード
Cハーモニック・マイナー・スケールのダイアトニックコードは
3、6度が半音下がったド レ ミ♭ ファ ソ ラ♭ シ です
この上に音を重ねていきます
3度を重ねた音はこちら
4度重ねた音はこちら
メロディック・マイナー・スケールのダイアトニックコード
Cメロディック・マイナー・スケールのダイアトニックコードは
3度が半音下がったド レ ミ♭ ファ ソ ラ シ です
この上に音を重ねていきます
3度を重ねた音はこちら
4度を重ねた音はこちら
ダイアトニックコードを知るとアドリブやコンピングができるようになる
ダイアトニックコード上の音が分かると、アドリブやコンピングで使える音が分かります。
アドリブで音を外しまくる、コンピングで書いてあるコードしか弾けないって人は参考にしてみてください
ダイアトニック上の音を使ってアドリブができる
ダイアトニックコードがなっているとき
同じダイアトニックコード上にある音を使ってアドリブすれば
かっこよいかは別として音が外れることなくアドリブできます
初心者でアドリブをどう弾いてよいかわからない時は
大きな転調がない曲でこのダイアトニック上の音を使ってみるのがおすすめです
転調している場所がわかる
ダイアトニックコードが分かるとその曲での転調している場所がわかります
簡単に説明すればこのダイアトニック上にないコードが
曲の中に出てきたら転調していると考えます
例えばキーがCの曲でのダイアトニックコードは
C Dm Em F G Am Bm(♭5)
CM7 Dm7 Em7 FM7 G7 Am7 Bm7(♭5)
これらです
これ以外のコード E7 やA7などが出てきたら転調していることになります
部分的な転調や何小節にもわたって転調している部分もあります
コンピングの音の選択肢が増える
ジャズピアノでのコンピング(いいタイミングでよい和音や音を入れる)時の音の選択肢が増えます
初心者の時って譜面に書かれたコードの音しか弾いてないことが多いと思いますが、実はダイアトニック上の音や和音どれを弾いても大丈夫なんです
もちろんメロディーとのからみがあるのでダイアトニック上のどの音や和音を選択するかは難しいのですが、メロディーの隙間を狙って選択した和音や音を弾くのがジャズピアニストの醍醐味だと思います
譜面の例
ダイアトニックコードの習得方法
練習はいつものように
12のキーをピアノなど鍵盤楽器を使って練習します
各キーの
- メジャー・スケール
- ナチュラル・マイナー・スケール
- ハーモニック・マイナー・スケール
- メロディック・マイナー・スケール
を分散和音(アルペジオ)で弾いていきます
最初は3つの音で
練習してこの始まりのCの音を変えていきます
Fから始まれば F Gm Am B♭ C Dm E(♭5) となります
CからみるとFは4度上の音です。
なので他の音も4度上がった音になっています
3つの音で弾けるようになったら
4つの音で練習します
このCから始まるのでできるようになったらFやGからはじめて練習します
Gから始めると
GM7 Am7 Bm7 CM7 D7 Em7 F♯m7(♭5)となります
これもできるだけ、楽譜にせずに頭で考えながらできるようになると
頭に入りやすくなります
といっても最初は大変なので
まずはメジャースケールのからゆっくり練習してCのキーができるようになったら
Fのキー、Gのキーと
まずは弾きやすいキーから練習してみてください
メジャースケールができるようになったら
マイナー・スケールも練習してみてくださいね
管楽器などの方は鍵盤で練習しながら楽器でも音を鳴らしてみてくださいね
ピアノの方は考えなくても指が覚えるようになるまで全部のキーで
できるようにがんばってみてくださいね
まとめ
今回はダイアトニックコードについてまとめてみました
なんとなくご理解いただけたでしょうか?
ダイアトニックが理解できるとアドリブがしやすくなるほか
楽曲の分析にも約に立ちますよ
また少しずつ説明していきますね
最後までご覧いただきありがとうございました
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