こんにちは! ジャズ部部長のチーコです
- ジャズピアノをはじめようと思っている方
- ジャズピアノでセッションに参加したい方
- ジャズピアノをもっと楽しみたい方
に分かりやすくセッションで楽しめるようになるまでの
練習方法などを紹介しています
今回はジャズピアノの難関であるレフトハンドボイシング。このボイシングをするとジャズっぽさがでます
今回はレフトハンドボイシングの習得方法と曲の中で実際にどう使っていくか紹介します
結論!レフトハンドボイシングを習得するとテンションが入ったかっこいいサウンドが出せるようになる
レフトハンドボイシングはルートの音をなくしてテンションを入れたバッキングのこと。
習得するには
□m7 □7 □M7
このツーファイブワンのレフトハンドボイシングの2種類を全キーで指が覚えるまでやる!
指が覚えるまで、動画をみながらでもいいし、ひまがあれば弾いてコードがでたらすぐにレフトハンドボイシングがおさえられるようになるまで練習します
そうするとこで自然とテンションが入ったボイシングができ、さらにアドリブでも活かせるようになります
レフトハンドボイシングを覚えればジャズっぽいサウンドでセッションに参加できる
セッションにピアノで参加したいならレフトハンドボイシングの習得して参加するのがおすすめです。
コードを押さえるだけでもよいのですが、
レフトハンドボイシングを覚えれば自然とテンションコードが入ったジャズっぽいポイシングが弾けます。
レフトハンドボイシングを習得していいタイミングにこのボイシングを鳴らすことが大切。
ろいろなボイシングがあるのですが、まずはレフトハンドボイシングを習得してからいろいろなボイシングを研究するのがおすすめ
ひとつずつ解説していきますね。
レフトハンドボイシングとは
レフトハンドボイシングとはコードのルートを外してテンションノート(9度、13度)を入れたものになります。
レフトハンドボイシングとありますが、基本的に左手で弾きますが右手でこのボイシングを演奏してもいいでんです
まずはコードをしっかり覚えておく
なのでレフトハンドボイシングを覚えるにはコードを覚えておく必要があります。
コードの覚え方はこちらにまとめているでの頑張って覚えてくださいね。
レフトハンドボイシングの覚え方
レフトハンドボイシングの具体的な覚え方をまとめますね
3度下にするか7度下にするかで形が変わる
レフトハンドボイシングには2種類のポジションがあります。
コードの3度を下にするか、7度を下にするかで形が変わります
この形を全キーでさっと押さえられるようにします
たとえばC7の3度を下にするとこのような形
7度を下にするとのような形になります
覚えるべきコード
□m7 □7 □M7
この3つのコードのレフトハンドボイシングの形を全キーで覚えてしまいます
細かくみれば他のコードでもレフトハンドボイシングの押さえ方がありますが、他のコードがでてきたらコードの転回系でひくなどすれば大丈夫。
ちーこも全部覚えたけど結局使わずに忘れてしまいました
覚え方
□m7 □7 □M7
このツーファイブワンの3つを覚えて連結させて弾けるようにします。
□m7コード
マイナーセブンスコードは非常によくでてきます。Dm7のコードを参考に解説しますね。
3度が下にくる場合
Dm7のルートであるレの音を弾かずに3度のファの音を下にして弾きます。
Dm7のテンションである9度のミの音が入ります
ルートのレの音がなくなり、FM7と同じになります
7度が下にくる場合
次に7度が下にくる場合、Dm7ののルートであるレの音を弾かずに7度のドの音を下にして弾きます。
Dm7のテンションである9度のミの音が入ります
ルートのレの音がなくなり、FM7の第2転回形と同じになります
□7
セブンスコードはトライトーンをつかむことができれば比較的覚えやすいです
まずは基本の9度と13度が入ったボイシングを覚えてしまいましょう
慣れたら♭9や♭13などテンションが入れて練習します。
G7で解説しますね
3度が下にくる場合
G7の3度を下にしたポジションから始めた場合。トライトーン(増4度)をつかみ、そのあとに9と13度の音を弾くようにすれば習得しやすいです。
7度が下にくる場合
7度を下にしたポジションから始めた場合でもまずトライトーン(増4度)をつかむ練習をします
その後に9と13度の音を弾きます
□M7
メジャーセブンスは曲の中で転調されている部分に使われることが多いです
曲の終わりやメロディーにっては□6になっていることもありますが、その時は9度のテンションを入れずに1度(ルート)を弾きましょう
CM7で解説しますね
3度が下にくる場合
CM7ののルートであるドの音を弾かずに3度のミの音を下にして弾きます。
CMのテンションである9度のレの音が入ります
ルートのドの音がなくなり、Em7と同じになります
7度が下にくる場合
CM7ののルートであるドの音を弾かずに7度のシの音を下にして弾きます。
CM7のテンションである9度のレの音が入ります
ルートのレの音がなくなり、Em7の第2転回形と同じになります
□m7 □7 □M7
□m7 □7 □M7の のセットで覚えるのがおすすめです
□m7の3度を下にして始めた場合
□m7の3度の音を下にして始めると □7は7度の音を下に、□M7は3度の音を下にします
Cキーの場合
□m7の7度を下にして始めた場合
□m7の7度の音を下にして始めると □7 は3度の音を下に、□M7は7度の音を下にします
□m7♭5や□7♭9♭13などがある時
譜面の中で、□m7♭5や□7♭9♭13などのテンションがでてきたときも少しふれておきます
□m7♭5
□m7♭5の場合は□m7の第5音を半音さげます
Dm7♭5で3度の音から始めたらファ ラ♭ シ レと弾きます。
□7♭9♭13
セブンスコードでテンションの♭9♭13がでてきた場合は□7の第2音を半音下げ、第6音を半音下げます
G7♭9♭13なら7度の音から始めたら ファ ラ♭ シ ミ♭ となります。
具体的な練習方法
具体的にどうやって練習していくかまとめますね!
まずは左手、右手のどちらでもレフトハンドボイシングをおさえられる方が役立つのでどちらでも練習します
完全5度下降しながら、止まらず、メトロノームなどを使って裏拍にボイシングがならせるように練習します
裏拍についてはこちらの記事もチェックしてみてくださいね
右手でレフトハンドボイシング
右手でレフトハンドボイシングをして左手はルートをおさえます。
Dm7の3度を下にしてはじめた場合のCメジャーキー
Dm7の7度を下にしてはじめた場合のCメジャーキー
これを全キーで練習します。
Dm7を3度の音からはじめた場合
メトロノームを鳴らしながら、タイミングはこんな感じで弾いてください
Dm7を7度の音からはじめた場合
レフトハンドボイシングだけだと、ルートがなくて違和感を感じなくなります
ベーシストがいない時も役立つの是非練習してみてくださいね
左手でレフトハンドボイシング
左手でレフトハンドボイシングを押さえたら右手はメロディーを弾くことができるので、ピアノトリオなどで役立ちます
Dm7を3度の音からはじめた場合
Dm7を7度の音からはじめた場合
ルートがないのに違和感がある場合はクロスさせて右手でルートを弾きます
レフトハンドボイシングを練習する時はメトロノームなどを使って適切な裏拍に入れれるように練習しましょう。
曲の中でずっと裏拍でボイシングをおさえればよいってものでもないのですが、基本この裏拍にボイシングを入れることがキープできないと、良いタイミングの表拍でバッキングができないと思います(あくまでちーこの個人的な意見です)
曲でレフトハンドボイシングを押さえてみる
自信がなければ、レフトハンドボイシングを譜面にしてセッションに参加すば間違えたコード弾くことがなくおすすめです。
ちーこは先生に何度も譜面にしなさいと言われたのですが、譜面から自由になりたいという謎のプライド?が邪魔をして譜面にしませんでした。きちんと覚えれていないので、結局コードを間違えてセッション中に迷惑をかけることも。
コード楽器がコードを何度も間違えるのはまずいので自信がない場合は譜面にするがいいです
実際に曲を使ってボイシングをする練習をしてみます。
Em7♭5 A7 / Dm7 G7 / Cm7 F7 / B♭7 /
Am7♭5 D7 / G7 / Gm7♭5 C7 / FM7 /
こんなコード進行の曲にボイシングをつけてみます
まずは3度と7度の音をつかむ練習
最初のコードの下を3度にしたら上を7度、次のコードは下を7度にして上を3度にしたボイシングにします
最初は3度と7度のみつかむ練習をします
こうすることで指の動きに無駄がなくスムーズに動かせます
最初のコードを3度から始めた場合はこんなかたちになります
小節に示しているコードを半拍前の裏拍に入れるようにします。
D.Sのところはメトロノームだと思ってください。
できるだけメトロノームを使って裏拍にボイシングが入るように練習します
慣れたら4つの音でレフトハンドボイシング
3度と7度がすぐにおさえらえるようになったら、レフトハンドボイシングのすべての音をおさえれるようにします。
厳密にいえば、1小節目のA7の6度の音は半音下げたF(ファ)の音の方がDm7の3度の音と同じになり、流れがスムーズになります。G7も同様です。
これについてはまたアドリブのところで詳しく説明しますね!
メトロノームを使って裏拍にボイシングが入るように練習します。
ポジションが低くなり過ぎたら
ボイシングが低くなりすぎたり、高くなりすぎたりしたら下の音が3度や7度続きにしても大丈夫です
もちろんずっとレフトハンドボイシングをしなくてもルートを入れる箇所があっても問題はないし、4つの音をすべておさえる必要もありません。
最初は練習のためにレフトハンドボイシングのすべての音をまちがえずに押さえれるようにするのがおすすめです
右手はどうすれば?
レフトハンドボイシングは左手で弾くとピアノがテーマやソロを演奏する時以外に右手があまってしまいますよね。
![しぶお](https://jazz33.com/wp-content/uploads/2020/02/☆しぶお-e1581947658393.png)
右手が暇だ😨なにしたらいいんだろう??
![トーンくん](https://jazz33.com/wp-content/uploads/2020/02/☆とーんくん-e1581947440343.png)
タンブリンでも鳴らしちゃう??
ちーこもかなり悩んでジャズピアノの先生に相談したりしたのですが、右手は1度と5度を押さえたり、もしくは右手でレフトハンドボイシングを弾いて、左手はルートと5度を押さえてもよいのではという結論に。
ベーシストがいない時は左手はルートを弾いていて問題ないというかルート音が必要なのですが、ベーシストがいる時は、ルートを押さえずに5度だけ弾くか、低くなり過ぎないポジションで軽いタッチでルートを弾くっていうのでも問題ないのではと思っています。
![ちーこ部長](https://jazz33.com/wp-content/uploads/2020/02/☆ ちーこ 切り抜き-e1581947040516.png)
ちーこは右手でレフトハンドボイシングを弾いて左手はルートをよく押さえていますが初心者セッションで指摘されたことはないので、問題ないのではと思っています。
自分が弾きたい曲でレフトハンドボイシングに挑戦
自分がセッションで弾きたい曲のレフトハンドボイシングを練習します。
これは曲の中でアドリブした時のレフトハンドボイシングの例です。
あくまでレフトハンドボイシング初心者が練習用としての鳴らし方なので、正解ではないのですが、こんなイメージでレフトハンドボイシングを弾いて練習してみるとよいのかなと思います。
ちーこも勉強中の身なのでアドリブがかっこ悪いですがご了承くださいね!
自分が好きな曲のコード進行にレフトハンドボイシングを作っていきます。
こちらの表を参考にしてみて譜面にしておくと間違えることがなくていいかもしれません。
まとめ
今回は曲の中でレフトハンドボイシングをおさえる方法について紹介しました。
レフトハンドボイシングが必須ではないのですが、自然とテンションが入ったボイシングになるのでおすすめです
もちろんリズムの勉強をしてかっこいいボイシングでコンピングできるようになるってのがジャズピアニストの仕事なので頑張って習得していきましょう
大変だと感じるかもしれませんが、1曲ずつ楽しみながら挑戦してみてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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