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【アボイドノートって何?】ジャズセッションに参加する前に押さえておきたい響きを邪魔する音について解説

コード

こんにちは! ジャズ部部長のチーコです

ジャズ部では

  • ジャズピアノをはじめようと思っている方
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に分かりやすくセッションで楽しめるようになるまでの
練習方法などを紹介しています

今回はアボイドノートについて。セッションで指摘されることは少ないのですが、アンサンブルをするのに一応頭に入れておきたい内容なので紹介します

この記事がおすすめな人
・アボイドノートって何か分からない
・アンサンブルで弾いてはいけない音が気になる

結論!実はアボイドノートは弾いても問題ない

テンションノート以外の音、またはコードトーンの半音上の音がアボイドノート。

セッションの場合、アボイドノートを強く、長く弾いてしまう場合以外は弾いても問題ありません

ピアノの場合、コンピング中のテンションを間違えてアボイドノートを弾いてしまうことが多いと思うので、おそらく一瞬鳴るって感じだと思います

汚い和音がなっていると思ったら弾くのをやめれば問題ないです

そしてジャズのアドリブの時に必要なのが経過音をつかったアプローチノート。これにはアボイドノートが入っていることが多いです

アボイドノートとは

コードとトーンとぶつかって本来のコードの響きや役割を邪魔してしまう音をアボイドノートと言います

一言でいえば不協和音。

周波数比が近いとその現象が起きやすくなるので、コードトーンの半音上下がアボイドノートだと言われます

コードの役割を奪うアボイドノートの例

また役割を奪ってしまうという点からみるとC6やCM7に11度のファの音があると

C6の場合、FM7(9thのテンションが入ったもの)と同じコードととらえられますし、CM7だとシとファはトライトーンになり、セブンスコードの響きになってしまいます

なのでC6やCM7に11度のファの音はアボイドノートになるのです

アボイドノートは弾いてもよい?上手に避ける方法

アボイドノートは

  • 経過音としてつかう
  • クリシェとして使う

場合は問題ないです

コンピングの場合でも長くのばさずに短ければ弾いてもそこまで問題ないのです

なのでアンサンブルでアボイドを気にしながら演奏する必要はありません

ただし、あれ!?なんか音がぶつかって聞こえる?って時は弾くのをやめるっていう選択できることが大切。耳を鍛えるのが一番なのですが、これが一番難しいかも。

経過音として使う

ある音からある音に対して向かうときに経過音や装飾的にならすアプローチノート。その中にアボイドノートが入っていても問題ないのです

アプローチノートを使うとアドリブがグッとジャズっぽくなりますよ

クリシェとして使う

クリシェの場合も経過音としてアボイドノートを使えます

ある意味アボイドノートを一番効果的に使う方法かもしれません

クリシェ メジャーキーのイントロ

Cメジャーキーのイントロで使えそうなクリシェです

Dmのコードトーンの半音上のシ♭の音がアボイドノートになります

これを入れて上の部分だけ半音で進行していきます

こちらもCメジャーコードのアボイドノートであるラ♭の音が入っています

Cマイナーでも同じように使えます

もし間違えて弾いてしまったら

ピアニストが間違えるシチュエーションはコンピングの時が多いと思います

間違えて弾いてしまい、ほかの人と音がぶつかってしまったと思ったら

弾くのをやめる

ってのが正解らしいです

間違いに気が付かない

多分初心者に一番多いのが、気が付かないってことです

ぶつかってしまったなと気が付けるくらい周りの音をしっかり聴くってのが一番の大切なのですが、

最低限のアボイドノートを頭に入れておくってのもいいかもしれません

コードに対してアボイドノートを簡単に覚える方法

コードに対してアボイドノートは

  • コードトーンの半音上の音
  • テンション以外の音

のどちらかで覚えるのが早いです

コードトーンの半音上がアボイドノート

アボイドノートを弾いてしまう理由はテンションノートを弾こうとするときだと思います

テンションは7度を含むコードに付け加えることができ、セブンスコード以外はテンションノートの半音下の音がコードトーンでないことが条件なので、この条件に合わないものがアボイドノートと覚えるのが簡単かなと思います

つまりコードのトーンの半音上がアボイドノートということになります

メジャーコードの中では11度の音を避け、マイナーコードでは多用する

第3音が半音下がっていないメジャー系の
メジャーセブンスやセブスコードの時は11度の音が基本アボイドノートになると覚えておきます

テンションをよく使うのはセブンスコードですが、基本的に11度以外の音はテンションとして使えます

Cの場合はC7 CM7 C6 の場合は第11音であるファの音を弾かないように心がければ大丈夫

逆にマイナーセブンスの場合は11度がテンションになります。名演のアドリブで11度が入るフレーズが多く、ちーこもよくマイナーセブンスコードのところを11度から弾きます。結構かっこいいフレーズができますよ

アボイドとテンションの表

最低限うっすら頭に入れておいた方がいいアボイドノートを表にしました

コードトーンの半音上がアボイドなのですが、セブンスコードの時はテンションノートが多い!アボイドノートが11のみとなっています

スケールやダイアトニックコードで考えるとまた違ってくるのですが、そこまで考えていたら全く演奏できなくなってしまうのでこれくらいが頭に入っていればオッケイ!

そしてこのアボイドノートも全く使ってはいけないってわけではなく、きちんと半音下や上に解決すれば使っても問題ないので、アボイドはあまり気にせず演奏すれば大丈夫です

まとめ

今回はアボイドノートについてまとめました

神経質に考える必要はないですが、セッションに参加するならアボイドについてはすこーし頭に入れておくのがいいかなと思います

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