こんにちは！ ジャズ部部長のチーコです
ジャズ部では
- ジャズピアノをはじめようと思っている方
- ジャズピアノでセッションに参加したい方
- ジャズピアノをもっと楽しみたい方
に分かりやすくセッションで楽しめるようになるまでの
練習方法などを紹介しています
今回のテーマはジャズ演奏に欠かせないコードの覚え方です
マイナーセブンスフラットファイブコード □ｍ７(♭5)
の覚え方についてまとめていきます
結論！マイナーセブンスコードの第5音を半音下げる
マイナーセブンスの第５音を半音下げると覚える
もしくは
マイナーセブンスフラットファイブコードは別名ハーフディミニッシュとも呼ばれているのでディミニッシュコードの第7音を半音上げるとおぼえてもいいかもしれません
セッションに参加するにはコードを覚えることが必須！？
ジャズピアノでセッションに参加して楽しめるようになるにはコードを覚えておくことが必須です
まずは最低限こちらの記事も参考にしながらひとつずつ覚えてみてくださいね
コードは3音以上必要
音だけを表す時はCの音といえばド
コードを表す時はCコードといえば ドミソ になります
コードは3つ以上の音が必要になります
コードとは調性を表すことになるのでどうしても3音必要なのです
コードを読むことに挫折する人も多いですが
脳トレだと思って楽しく学んでみましょう
Cキーで覚えてしまえば
12キーで応用できてしまうので思ったより覚えるのは簡単ですよ
ジャズでよく使うコードは12種類
ジャズでよく使うコードはよく使うコードは12種類くらいあります
□に12キーのアルファベットが入ります
なので全部で144個ほどコードがあることになります
- メジャーコード □
- マイナーコード □ｍ
- メジャーセブンスコード □M7
- マイナーセブンスコード □ｍ7
- セブンスコード □7
- シックスコード □6
- マイナーシックスコード □ｍ6
- マイナーセブンスフラットファイブコード □ｍ７(♭5)
- マイナーメジャーセブンスコード □ｍM7
- サスフォーコード □sus4
- ディミニッシュコード □dim
- オーギュメントコード □aug
メジャーコードを覚えれば応用できる
144個のコードを覚えるのは大変ですが、メジャーコードを覚えてしまえば、コードの横に書いているコードネームと呼ばれる文字や数字を見るだけで、簡単にわかります
たとえば
マイナーセブンスフラットファイブコード Cｍ７(♭5)
は Cメジャーキーにｍ７(♭5)がついています。第3音と第5音が半音下がったものに短7度を足したもの
と読み取れます
マイナーセブンスフラットファイブコード □ｍ７(♭5)の簡単な覚え方
マイナーセブンスフラットファイブコード □ｍ７(♭5)は
ピアノの鍵盤で表すとこんな感じです
おすすめ！マイナーセブンスの第5音が半音下がったもの
マイナーセブンスコードを覚えてしまえば、マイナーセブンスコードの第5音が半音下がったものと覚えるのが一番簡単に覚えれます
例えばDｍ７(♭5)
だとDm7レファラドの第5音ラの音を半音下げた
レファラ♭ドになります
ハーフディミニッシュと覚える
マイナーセブンスフラットファイブコードは別名ハーフディミニッシュとも呼ばれているのでディミニッシュコードの第7音を半音上げるとおぼえてもいいかもしれません
構成音の間の数を2音、2音、3音あけると覚える
12キーどのマイナーセブンスフラットファイブの基本形は構成音の間の数を2音、2音、3音あけるとできます
Cｍ７(♭5)
ドミ♭ソ♭シ♭ですが
ドとミ♭の間は音が2つ
ミ♭とソ♭の間は音が2つ
ソ♭とシ♭の間は音が3つ
あります
譜面によっていろいろな書き方がある
黒本と呼ばれる「ジャズ・スタンダード・バイブル」ではCマイナーセブンスフラットファイブはこのように表示されています
譜面によっては同じCマイナーセブンスフラットファイブでも
下記のように表示される場合があります
コードを完全に習得するには基本形を覚えて転回形にして指が覚えるまで練習すること。
3音だけのメジャーコードやマイナーコードと違って4音になると
ちょっと難しくなってきます
転回形で覚える理由
ちーこは長いこと転回形というものを使ってコードを弾いていなかったのですが、演奏中に基本形ばかりで弾いているとコードから次のコードへ行くとくのつなぎが悪く、指がスムーズに移動しにくいのはもちろん、ハーモニーの流れにも違和感が出ます
例えば ジャズでよく出てくるツーファイブワンのコード進行 Dm7 G7 Cの場合
すべて基本形だとコード音があっちこっちにいってますよね
G7を転回形にするだけでコードの音がスムーズに流れます
ちょっと大変ではありますが、コードから次のコードへ行くときに指がスムーズに動くようにしておくことはジャズピアニストとして必要なことなのでぜひ習得してくださいね
転回形とは構成音の中で下にくる音を入れ替える
コードの転回形とはコードの構成音の下にくる音を入れ替えること。
Cｍ7(♭5)の基本形は ド ミ♭ ソ♭ シ♭
下になっているドの音をミ♭に変えてミ♭ ソ♭ シ♭ ドと弾きます(第1転回形)
次にしたになっているミ♭音をソ♭に変えてソ♭ シ♭ ド ミ♭と弾きます(第2転回形)
さらに下になっているソ♭の音をシ♭に変えてシ♭ ド ミ♭ ソ♭と弾きます(第3転回形)
構成音はどれも同じなので、自由に転回形にして弾くことができます
12キーで練習
12個キーのマイナーセブンスフラットファイブコード をひとつずつ基本的と転回形にして上行下行を繰り返して覚えます
- Cm７(♭5)
- C♯m７(♭5) (D♭m７(♭5))
- Dm７(♭5)
- D♯m７(♭5) (E♭m７(♭5))
- Em７(♭5)
- Fm７(♭5)
- F♯m７(♭5) (G♭m７(♭5))
- Gm７(♭5)
- G♯m７(♭5) (A♭m７(♭5))
- Am７(♭5)
- A♯m７(♭5) (B♭m７(♭5))
- Bm７(♭5)
練習例 Gｍ７(♭5)
Gｍ７(♭5)の練習例を紹介します
基本の ●ソ シ♭ レ♭ ファを弾いて
次に第1転回形●シ♭ レ♭ ファ ソを弾きます
次に第2転回形●レ♭ ファ ソ シ♭を弾きます
次に第3転回形●ファ ソ シ♭ レ♭を弾きます
ここまで弾けたら今度は第3転回形から下行していきます
次に第3転回形の下行●レ♭ シ♭ ソ ファ
次に第2転回形の下行●シ♭ ソ ファ レ♭
次に第1転回形の下行●ソ ファ レ♭ シ♭
基本の下行 ●ファ レ♭ シ♭ ソ
この上行下行を指がスムーズに動くまで12キーで練習します。大変かもしれませんが、コードを表を見て勝手に指が動くくらい練習すれば、ジャズセッションに参加して楽しむことができるようになりますよ
まとめ
今回はマイナーセブンスフラットファイブコード の覚え方について紹介しました
コードは基本形を覚えてたら転回形と合わせて、上行下行を繰り返して習得していきます
ちーこはこの練習方法でコードを曲の中でちょっとずつですがあやつれるようになってきました
全コードについてまとめた記事もあるのでぜひチェックしてみてくださいね
最後までご覧いただきありがとうございました
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